おはようございます。
ダンスは好きだけど全然踊れない塗山正宏です。
今回のテーマは
人工股関節置換術とダンスとバレエについてです。
はい、恒例の「質問に答えてみましょうシリーズ」の時間です。
人工股関節置換術を受けようと思っている患者さんから聞かれる質問のひとつに、
ゆみさん
「人工股関節の手術を受けたあと、ダンスは出来ますか?」
と聞かれることあります。
ダンスだけではなく、
けいこさん
「人工股関節の手術を受けたあと、バレエは出来ますか?」
と聞かれることもあります。
50代、60代、70代の女性で趣味でダンスやバレエをされている患者さんが、私の想像以上に多いようです。
中にはダンスやバレエの先生をされている患者さんもいらっしゃいます。
それでは質問の答えですが、
塗山医師
「術後にバレエやダンスは出来ますよ。」
予想通りの答えかもしれませんが、昔の人工股関節の手術方法ではダンスやバレエは諦めないといけなかったかと思います。
人工股関節の手術方法の進化によって、諦める必要がなくなりました。
手術において組織をいかに温存し、そして適切なインプラントの設置をすることによって、少しでも脱臼するリスクを減らす事が可能です。
医療技術の進歩って素晴らしいですよね。
ただし、病院や担当医によっては術後にダンスやバレエを許可していない場合もありますので、そのあたりは手術前に確認するのが良いでしょう。
そして、どこまでのレベルまで復活できるかは股関節周囲の筋力や柔軟性が影響しますので、術後のリハビリをしっかり頑張ることが大事です。
人工股関節置換術後もダンスやバレエはOKです!
「Shall we dance?」
ダンスは全然踊れない整形外科医の塗山正宏でした。
【執筆】塗山正宏 医師
世田谷人工関節・脊椎クリニック
日本整形外科学会認定整形外科専門医
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