おはようございます。
オペ後は必ずシャワーを浴びる派の塗山正宏です。
今回のテーマは、
人工膝関節置換術後のシャワーについてです。
手術を考えている患者さんに聞かれる質問シリーズ!の時間です。
今回は、
手術後はいつからシャワー入れますか?
答えとしては、
塗山先生
身体の状態が落ち着いていれば、いつでも入れます!
昔(私が研修医の頃)はキズの上にはガーゼが乗っていて、キズを濡らしてはいけないため、シャワーになかなか入れない時代がありました。
しかし、時代は変わりました。
私の場合は、手術後のキズには防水のテープを貼りますので、シャワーを浴びてもキズは全く問題ありません。
そうです、簡単に言えばいつでも入れます。
極端な話、オペ当日からでも入れますね(笑)
実際には術後当日にシャワー浴びる人はいませんが・・・。
反対に手術前日には必ずシャワーに入っていただいてます。
それは手術における感染症の発症予防に、皮膚の汚れを落とすことが大事なことなので。
皮膚の状態が不潔になっていると、そこから細菌が創部のなかに侵入し、感染症を起こしてしまう可能があるためです。
人工関節の感染症を起こすと基本的には手術が必要になってしまう合併症になるため、手術前の皮膚の状態は清潔な状態を保つように心がけておくことが重要ですね!
お肌の手入れが大事です!(笑顔)
手術前後は傷のまわりは清潔な状態を保つのが大事!
「稲村ジェーン」
夏場にすっかり海に行かなくなった整形外科医の塗山正宏でした。
【執筆】塗山正宏 医師
世田谷人工関節・脊椎クリニック
日本整形外科学会認定整形外科専門医
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