おはようございます。
まだ骨折は中学生3年生の時に1回しかしたことがない塗山正宏です。
今回のテーマは、
人工膝関節置換術と術後骨折についてです。
人工膝関節置換術を受ける患者さんは、高齢の患者さんがメインです。
高齢者は骨粗鬆症になっていることが多く、骨折のリスクが高くなっています。
人工膝関節置換術を受けた場合、術後に人工関節周囲の骨密度が低下することが多く、そのため万が一転倒してしまうと、人工膝関節の周囲で骨折をする可能性があります。
特に骨折する部位としては、大腿骨のインプラントの上で骨折してしまうことが多いです。
骨折してしまった場合には再手術になる可能性が高くなります。
もし、骨折によってインプラントがゆるんでしまった場合には、再置換術を行う必要があります。
そのため、手術前に骨粗鬆症があることがわかっている場合には、術前からしっかりと骨粗鬆症の治療を行うべきでしょう。
はい、行うべきです!
おわかりいただけましたでしょうか?(笑顔)
人工関節の長持ちには骨粗鬆症の治療が大事!
「ジョーカー、ど~れだ?」
ババ抜きはシンプルに盛り上がるゲームだと思っている整形外科医の塗山正宏でした。
【執筆】塗山正宏 医師
世田谷人工関節・脊椎クリニック
日本整形外科学会認定整形外科専門医
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