おはようございます。
いつ何時どこでも寝れるのび太タイプの塗山正宏です。
今回のテーマは、
人工股関節置換術と満足度についてです。
人工股関節置換術を受けた患者さんの術後の満足度ってどれくらいなんでしょうか?
今までの色々な研究の結果では、人工股関節置換術の術後の満足される方は約9割と言われています。
これは整形外科で行われる手術のなかでは、かなり高い割合です。
私が手術をした患者さんも9割以上の方が手術後に満足されているように感じています。
ここでひとつ。
実は術後の満足度というのは、手術前にどれくらい術後の状態を期待しているかによって左右されやすくなります。
術後の期待値が高ければ高いほど、一般的には満足度は下がりやすいと言われています。
人工股関節置換術というのは、あくまでも変形した股関節を「股関節が動かしやすい」ように股関節の変形を治すだけであって、股関節の周囲の固まっている筋肉が治るわけではありません。
長年固まっている筋肉を治すのはリハビリです。
リハビリを「しっかりやる人」と「あまりやらない人」では、最終的な股関節の機能の回復は変わります。
よりよい股関節の機能の回復をするためには、それなりの努力が必要ということなんです!
ご理解いただけましたでしょうか!?
やっぱりリハビリって本当に大事。
「だんご8兄弟!」
みたらし団子は割と好きで良く食べていた時期があった整形外科医の塗山正宏でした。
【執筆】塗山正宏 医師
世田谷人工関節・脊椎クリニック
日本整形外科学会認定整形外科専門医
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