おはようございます!
すねの骨を強くするために昔すねをビンで叩いていた塗山正宏です。
今回のテーマは、
骨粗鬆症をあなどるな!についてです。
恒例の骨粗鬆症のお話の時間になりましたよ!
日本の骨粗鬆症の患者数は、
「骨粗鬆症の予防と治療ガイドライン2015年版」によると、1280万人と推計されています。
女性980万人、男性300万人で推計されていて、女性のほうが多いというデータになっています。
年代別の有病率は、女性は40代から、男性は50代から年齢とともに上昇傾向となっています。
高齢化社会を迎えている日本では年々増加の一途を辿っています。
骨粗鬆症の増加に伴い、骨折の発生数も年々増加しています。
骨粗鬆症に伴う骨折は寝たきりの原因ともなり、生活の質を著しく低下させるだけでなく、死亡リスクを上昇させることも報告されています。
そのため、骨粗鬆症の予防・治療により骨折の発生を予防することは極めて重要です。
骨粗鬆症に伴う骨折が増加する要因の1つとして、未治療患者が多いことがあげられます。
骨粗鬆症は自覚症状に乏しく、骨折をきっかけに発見されるケースが多いのです。
また、骨折後に病院で治療を受けた際でも、骨折の原因である骨粗鬆症の治療がおろそかにされるケースも少なくありません。
骨粗鬆症の治療を行っていた患者さんでも、治療効果の実感が得られないなどの理由により、治療を勝手に中断してしまうこともあります。
骨粗鬆症に伴う骨折を予防するためには、早期に診断して、治療を開始するだけでなく、患者さんが治療を継続できるようにライフスタイルに合わせた治療法の選択をすることが重要です。
60歳以上になったら、年に一度は骨粗鬆症の検査を行うことをお勧めします。
以上、骨粗鬆症のお話でした!
骨粗鬆症の検査は定期的に受けて、骨の状態を把握しておきましょう!
「見てるだけ~~♪」
骨折が怖いのでスノーボードはやらないことにしている整形外科医の塗山正宏でした。
【執筆】塗山正宏 医師
世田谷人工関節・脊椎クリニック
日本整形外科学会認定整形外科専門医
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