おはようございます!
鍼治療は1~2回くらいしかやったことがない塗山正宏です。
今日のテーマは、
変形性股関節症と鍼治療についてです。
みなさん、鍼治療って経験したことありますでしょうか?
経験された方って実は結構多いのではないのでしょうか?
どうでしょうか?
そもそも鍼治療とはなんでしょうか?
鍼治療は、中国の伝統的な医学であり、ヨーロッパやアメリカなどでも広く利用されている治療です。
鍼治療は、鍼を使用して、筋肉や組織に刺激を与えることによって、痛みを軽減すると考えられています。
鍼は、細かい針を使用して、皮膚や筋肉に刺激を与える方法であり、その刺激が痛みを緩和する効果があるとされています。
では、今回は変形性股関節症と鍼治療についての研究データについて少しだけ紹介したいと思います。
ほっほ~。
まとめてみると、
・偽鍼治療や鍼治療をしない場合より変形性関節症の痛みに有用である
・実際の鍼治療と偽鍼治療にほとんど差がみられない
鍼治療は有効である可能性があるってことですね。
ただし、合併症があることにも気を付けなければなりません。
やはり針を使うわけですから、知識があまりない人が行う鍼治療はリスクがありますよね。
特に関節周囲に鍼治療を行う場合は、関節内に細菌が進入し、感染症を起こす危険性がありますので気を付けなければなりません!
関節内に細菌が入ると、化膿性関節炎を発症し、手術治療が必要になります。
また、鍼治療は、即効性がある治療法ではありません。
鍼治療は、何度かのセッションを受けることで、徐々に痛みを軽減していくものです。
そして、鍼治療は、治療効果が個人差があることが報告されており、全ての患者に同じように効果があるわけではありません。
痛みに悩んでいる方は、鍼治療を試してみるのはありかと思いますが、積極的にオススメする治療ではない事をお伝えしておきます!
以上、鍼治療についてお伝えしました。
変形性関節症に対して鍼治療は痛みを改善させる可能性があります!
「何本刺すの!!」
鍼治療よりもマッサージが好きな整形外科医の塗山正宏でした。
【執筆】塗山正宏 医師
世田谷人工関節・脊椎クリニック
日本整形外科学会認定整形外科専門医
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