おはようございます。
今日もハッスルしている塗山正宏です。
今回のテーマは、
人工股関節置換術とドレーンについてです。
ドレーンとは、「体内に貯留した血液などを体外に排出するためにいれる管」のことです。
術後の出血ある程度予想される場合は、ドレーンを入れることが一般的です。
そのため、人工股関節置換術を行う際には、ドレーンを入れることが一般的でした。
しかし、現在、私は人工関節の手術を行う際はドレーンは使いません。
数年前まではドレーンを入れていましたが、手術が低侵襲になったことによって出血量が少なくなったため、ドレーンを入れるのをやめました。
ドレーンを入れないことは、患者さんにとっても、術後管理をする看護師にとってもメリットは大きいと感じています。
ドレーンの有無によって、術後の合併症である感染率は変わらないという報告があります。
実際ドレーンをやめて、感染率は上がっていませんので、今後もドレーンは基本的には入れないつもりです。
現実としては、まだまだ人工股関節置換術でドレーンを入れている病院は多いと思います。
しかし、私は今後もドレーンを入れる予定は基本的には無いですね(笑顔)。
私は、人工股関節置換術ではドレーンを入れていません!
アマゾンプライムビデオを定期的に見ている整形外科医の塗山正宏でした。
【執筆】塗山正宏 医師
世田谷人工関節・脊椎クリニック
日本整形外科学会認定整形外科専門医
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