おはようございます。
雨が降っていると気分がどんよりしてしまう塗山正宏です。
今回のテーマは、
人工股関節置換術後のリハビリ2についてです。
人工股関節置換術の手術後のリハビリテーションはいつから始めるか?
今でしょ!(ちょっともう古い??)
って言いたいところですが、
当日の術後3時間後から始めます!
早期離床することによって、臥床時間を少しでも短くします。
実際にリハビリ室に行って、リハビリテーションを始めるのは翌日以降になります。
手術当日は尿を排出する管(バルーン)が入っていますが、翌日に歩いてトイレに行ければ、バルーンは抜いてしまいます。
水分補給の点滴や、抗菌薬の点滴も翌日には終わりです。
体に入っている管が無くなって、さっぱりした状態でリハビリ室に行きます。
では、退院の目安はどうでしょうか??
退院は人工股関節置換術の場合は、私のプランの場合は術後約1週間くらいが目安になります。
入院期間は病院によって様々です。
4日のところもあれば1ヶ月のところもあるかと思います。
実際には平均すると約2週間位のところが多い気がします。
ちなみに、退院の目安はありますか?
退院の目安はもちろん歩行が安定している事が条件ですよ。
病院や医師によって、退院の目安の設定が異なっていますが、最低限歩行状態が安定している事が退院の条件になるでしょう。
ちなみに、「退院後はリハビリは必要ない」と言う医師がいたりしますが、そんなことはありません!
手術によって、関節の痛みはとれても、歩容(歩く様子)がキレイになるにはリハビリがとても重要です。
退院後もしっかりリハビリを継続することが重要なのです。
繰り返します。
退院後もしっかりリハビリを継続することが重要なのです!
以上、現場からでした!
退院後もリハビリをしっかりと継続することが重要です。
右利きだけど、スマホをいじるのは左手の整形外科医の塗山正宏でした。
【執筆】塗山正宏 医師
世田谷人工関節・脊椎クリニック
日本整形外科学会認定整形外科専門医
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