おはようございます。
筋トレの基本はスクワット!って今日も明日も言い続ける塗山正宏です。
ジャンピングスクワット!ジャンピングスクワット!
今日のテーマは、
人工膝関節置換術後の膝関節の可動域についてです。
人工膝関節置換術を受けると、術後はしばらく膝関節の腫れが非常に出やすい状態になります。
膝の腫れが強くなればなるほど、膝関節は曲がらなくなります。
そのため、可動域を拡大させていくためにも、膝関節が腫れないようにコントロールしながら、リハビリをすることが大事です。
そして、術後どれくらい膝が曲がればいいのでしょうか?
私の目標としては、術後2週間くらいで膝関節が120度くらい曲がれば順調でしょう。
実際、膝が120度くらい曲がれば日常生活は大きな問題ないかと思います。
もちろん、屈曲の角度が120度では、正座は困難です。
正座をするにはもっと曲げる必要があります。
ただし、人工膝関節置換術後で正座するのは基本的には難しいです。
ちなみに、膝関節の屈曲90度ではちょっと物足りないってことですね。
そして、術後の時間が経てば経つほど、膝関節の曲がりの改善はしにくくなっていきます。
手術前の膝関節の可動域が狭い程、術後の可動域の回復は悪くなる傾向がありますので、可動域が狭くなり過ぎる前に手術を検討すべきでしょう。
というわけで、膝の可動域制限を少しでも改善させるためにも、術後早期のリハビリはしっかり頑張りましょう!
術後の膝関節の可動域を少しでも回復させるためには、リハビリを頑張りましょう!
「タートルトーク!」
タートルトークのトークの切れ味はいつも安定している気がする整形外科医の塗山正宏でした。
【執筆】塗山正宏 医師
世田谷人工関節・脊椎クリニック
日本整形外科学会認定整形外科専門医
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