おはようございます。
骨粗鬆症にはなりたくない神奈川県生まれの塗山正宏です。
今回のテーマは、
変形性股関節症と骨粗鬆症についてです。
変形性股関節症と骨粗鬆症って関連があるのでしょうか?
現状では、変形性股関節症と骨粗鬆症の関連については一致した結論は無いということになっています。
実際には、変形性股関節症がある場合には、同年代の股関節の正常例に比べて骨密度が上昇していたり、反対に骨密度が低下している方がいます。
股関節のレントゲンで、
・骨増殖性変化(骨棘形成)を認める変形性股関節症では骨密度が上昇
・骨増殖性変化(骨棘形成)を認めない変形性股関節症では骨密度が低下
の傾向があるようです。
私は、人工股関節置換術を行う際には、必ず手術前に骨密度をチェックするようにしています。
もし、骨密度が低下し骨粗鬆症になっている場合には、人工股関節が少しでも長持ちさせるためにも骨粗鬆症の治療をしたほうがいいでしょう。
変形性股関節症と骨粗鬆症の関連性は一定ではない。
「カレーは裏切らない」
カレーが不味かった記憶がない整形外科医の塗山正宏でした。
【執筆】塗山正宏 医師
世田谷人工関節・脊椎クリニック
日本整形外科学会認定整形外科専門医
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