おはようございます。
想像力は人生の色んな場面で役に立つと思う妄想派の塗山正宏です。
今回のテーマは、
人工股関節置換術とイメージトレーニングについてです。
私は毎週人工関節の手術を行っていますが、手術を行うにあたり大事にしていることがあります。
それは「イメージトレーニング」です。
略してイメトレ!
さらに略すとイト!笑(略しすぎ!)
はい、気を取り直していきます。
手術を行う前には必ずイメージトレーニングをします。
手術の始めから手術の終わりまで。
しっかりとイメージトレーニングが出来ている場合には、手術がスムーズに進みます。
また、しっかりイメージトレーニングをしておくと、なにか手術中に思わぬトラブルが起きても対処がしやすくなります。
反対にイメージトレーニングが甘い場合には、手術中に一つの作業が終わるたびに「次はなにをしよう?これはどうしようかな?」と考えながら進めていくために手術時間が長くなります。
そして、思わぬトラブルが起きると、そこで手が止まってしまいます。
それはトラブルが起きた事に対してのイメージが湧いていないからです。
非常に効率が悪い手術になってしまいます。
無駄な時間が増えてしまいます。
術後の回復にも影響してしまいます。
それではアカンです。
また、イメージトレーニングの質を上げるのには、経験値も重要な要素です。
色々な経験がないとイメージしきれない部分もあるからです。
ドラクエだけでなく、手術においても経験値を貯める事は大事ってことですね(笑顔)。
地道なレベル上げが大事なんですね。
いや~、手術って本当に奥が深い。
手術はイメージトレーニングがとても重要。
「私はここですよ?」
想像力と妄想力は大事にしている整形外科医の塗山正宏でした。
【執筆】塗山正宏 医師
世田谷人工関節・脊椎クリニック
日本整形外科学会認定整形外科専門医
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