おはようございます。
人生を狂わせるSASUKEが好きな塗山正宏です。
「アルティメットクリフハンガー!!」
今回のテーマは、
変形性股関節症と杖の長さについてです。
たまに外来で質問されるものとして、
ひろしさん
杖の長さはどうしたらいいのですか?
という内容があります。
目安としては、
身長(センチ)➗2➕2センチ=杖の長さ
または、
身長(センチ)➗2➕3センチ=杖の長さ
という式があります。
もし、身長が160cmであれば、
160➗2➕2センチ=82cm
となります。
ただし、実際には脊椎や骨盤のバランス、また脚長差によって杖の長さは変わってきます。
ちなみに、杖の先を同側の足先の前方20センチにおき、肘を30~40度(軽く肘を曲げた角度)に屈曲した位置を目安に、杖の長さを調整しましょう。
杖が長すぎると、杖に体重をかけることができないため、杖本来の役割を果たすことができません。
また、反対に杖が短すぎると、体幹が前かがみになってしまい、重心が安定しないため、転倒するリスクが高まり危険です。
杖は適切な長さで使用し、歩行することが重要です。
杖の長さが良くわからなければ、理学療法士と相談するのがベストですね。
杖を使用する時は、適切な杖の長さで歩きましょう!
「牛丼はとりあえず吉野家派」
たまに牛丼を食べたくなる整形外科医の塗山正宏でした。
【執筆】塗山正宏 医師
世田谷人工関節・脊椎クリニック
日本整形外科学会認定整形外科専門医
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