股関節145 変形性股関節症の診断にMRIは有用か?

MRI 股関節

おはようございます。
調子が悪いところがあるとMRIを撮影する塗山正宏です。
困った時のMRIですね!



今日のテーマは、

変形性股関節症の診断にMRIは有用か?についてです。




変形性股関節症を診断するには、通常まず行われる検査はレントゲン検査になります。

レントゲンでは診断をすることが難しい場合には、精密検査をする必要があります。

精密検査のひとつとして、MRI検査があります。

MRI(Magnetic Resonance Imaging)検査とは、強い磁石と電波を用いて体内の状態を画像にする検査です。

体内の水素原子を磁場と電波の力でゆさぶり、原子の状態を画像にします。

変形性股関節症に対するMRI検査では、関節軟骨の状態、関節唇の状態、股関節周囲の筋肉の状態などを評価することが可能になります。

レントゲンでは評価が困難な情報である、「軟骨のどの部分がすり減っているか」、「関節唇のどの部分が損傷しているか」などを把握することが可能です。

また、レントゲンでは、評価することが困難である骨髄浮腫(骨のなかで炎症を起こしている状態)などの病変などを評価することが可能になります。

さらに股関節周囲の筋肉の状態も評価することが出来ます。

このようにMRI検査を行うことによって、より詳細な変形性股関節症の状態を評価することが出来ます。

MRIって素晴らしいですね。

はい、そうなんですよ、MRIって素晴らしいのです。




変形性股関節症の評価にはMRIは有用である。

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「831と書いて野菜!」

野菜はそこまで好きじゃないけど、食べる事にしている整形外科医の塗山正宏でした。


ジョイントフィットネス

塗山正宏監修のリハビリジム

【執筆】塗山正宏 医師
世田谷人工関節・脊椎クリニック
日本整形外科学会認定整形外科専門医

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