おはようございます。
まだ入院しての大きな手術を受けたことがない塗山正宏です。
まだまだ病気や怪我はしたくないですね。
今日のテーマは、
人工股関節と骨粗鬆症についてです。
人工股関節は主に4つのインプラントから構成されています。
骨盤に設置されるインプラント
・カップ
・ライナー
大腿骨に設置されるインプラント
・骨頭ボール
・ステム
これらのセメントレスインプラントの場合は、カップとステムは骨に接して設置されます。
では、加齢と共に骨が脆くなってしまった場合には、インプラントはどうなってしまうのでしょうか?
カップとステムは骨に接して設置されていますので、それを支える骨が弱くなってしまった場合には、インプラントの周囲で骨折するリスクが高まってしまいます。
骨が弱くなっている状態、それは骨粗鬆症です。
骨粗鬆症が進むと、ちょっと転んだだけなのに、人工股関節の周囲で骨折を起こしてしまいます。
人工股関節の周囲で骨折を起こしてしまった場合には、再手術になる可能性が非常に高いです。
そうならないためにも、骨粗鬆症があれば、しっかり治療をしましょう。
骨粗鬆症がなくても、定期的に骨粗鬆症の検査を受けておいたほうがいいでしょう。
少しでも人工股関節を長持ちさせるには、インプラントを支える骨の状態が大事ですからね。
そう!骨が大事!
人工股関節を支える骨が脆くならないようにしましょう!
「ジロリアンの人~~?」
数年に一度、二郎ラーメンを食べたくなる整形外科医の塗山正宏でした。
【執筆】塗山正宏 医師
世田谷人工関節・脊椎クリニック
日本整形外科学会認定整形外科専門医
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