おはようございます!
日々ブログ記事を書いたり書いたり書いたりしている塗山正宏です。
腱鞘炎にならないようにしないと!笑
今日のテーマは、
変形性股関節症と健康寿命についてです。
変形性股関節症とは、股関節の軟骨が摩耗や変性によって損傷し、股関節が変形する病気です。
股関節は、骨盤と大腿骨の間にある球関節で、歩行や立ち上がりなどの日常生活動作に必要な人体のなかでも大きな関節です。
変形性股関節症になると、股関節に痛みや動きの制限が出る事によって日常生活に支障が徐々に出てきます。
変形性股関節症は、中高年の女性に多く見られます。
変形性股関節症の原因は、加齢や過度な負荷による一次性変形性股関節症と、寛骨臼形成不全(臼蓋形成不全)や外傷などによる二次性変形性股関節症に分けられます。
変形性股関節症は、高齢化社会の進展とともに増加していると考えられています。
変形性股関節症の治療法は、保存療法と手術治療の2つに分けられます。
保存的治療は、体重管理や運動療法、薬物療法などがあります。
これらの治療法は、股関節への負担を減らし、筋力を向上させ、炎症や痛みを抑えることを目的としています。
保存的治療で効果が得られない場合や、変形が進行している場合は、手術的治療を検討します。
手術的治療は、骨切り術や人工股関節置換術などが行われます。
骨切り術は、骨盤や大腿骨を切って骨の位置を変えることで、股関節の適合性を改善する手術です。
人工股関節置換術は、変形した股関節を人工の関節に置き換える手術です。
変形性股関節症は、健康寿命に大きく影響する病気です。
健康寿命とは、自立した日常生活を送ることができる期間のことで、日本では平均寿命よりも約10年ほど低いと言われています。
変形性股関節症によって歩行困難や寝たきりになると、健康寿命が減少するだけでなく、認知機能の低下やうつ病などの精神的な問題も引き起こす可能性があります。
なるべく自力で動ける時間を長くしたいですよね?
寝たきり生活ってつまらないですよね?
いつまでも健康な脚で動きたいですよね?
変形性股関節症を予防するためには、以下のことが大切です。
- 適度な運動をすることで、股関節の可動域を維持し、筋力を強化する。
- 肥満を避けることで、股関節への負担を減らす。
- 股関節に痛みや違和感がある場合は、早めに医療機関を受診する。
変形性股関節症は、早期発見・早期治療が重要です。
股関節の痛みや動きの制限に悩んでいる方は、整形外科を受診してください。
変形性股関節症の治療は、個々の状態に応じて適切な方法を選択する必要があります。
担当の医師と相談しながら、自分に合った治療法を行っていきましょう!
みんなで健康寿命を延ばして、人生を楽しみましょう!
健康寿命を延ばすためには股関節の痛みを放置しないで!
「力を合わせて元気玉を作ろうぜ!」
いつか元気玉を飛ばしてみたい整形外科外科医の塗山正宏でした。
【執筆】塗山正宏 医師
世田谷人工関節・脊椎クリニック
日本整形外科学会認定整形外科専門医
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