おはようございます!
身長が180cmくらい欲しかった塗山正宏です。
今回のテーマは、
人工股関節置換術と身長についてです。
変形性股関節症の場合、軟骨がすり減っていたり、大腿骨や骨盤が変形しているため、本来の脚の長さより短くなっています。
両方の股関節が変形性股関節症の場合に、両方の股関節に人工股関節置換術を行うと、実は元々短くなっていた脚を本来の脚の長さに戻すために、身長が若干伸びます(笑)
どれくらい伸びるかはその人によって変わりますが0.5~2cm程度、身長が伸びることが多いと思います。
論文では最大で3~4cm程度、脚を延ばすことが可能と言われています。
しかし、脚を伸ばしすぎると神経麻痺が発症するリスクが高いため、脚を伸ばしすぎないことも重要です。
私は神経麻痺のリスクを考えて、最大でも3cm程度の脚延長になるようにしています。
以上、人工股関節と身長について、慎重にお伝えしました笑
人工股関節置換術を行うと身長が多少伸びる!
「たこ焼きパーティをしましょうか!」
温泉では必ずサウナに入るタイプの整形外科医の塗山正宏でした。
【執筆】塗山正宏 医師
世田谷人工関節・脊椎クリニック
日本整形外科学会認定整形外科専門医
コメント
おはようございます。いつも楽しみに拝見させていただいています^_^
術後の神経麻痺には人により程度が様々かと思います。私は股関節の両側同時前方アプローチを受けて1年半経ちますが、傷のひざ側先端外側に両方とも若干の麻痺が残っていると感じています。
黙っていたら何ともないですが、触った時にちょっと麻酔が残っていて直に触ってない感じがあります。爪を立てれば痛みは感じます。手術直後は少なくとも前腿全体にはあり、急速に範囲が狭まって今の状態で停滞しています。
これも神経麻痺の一つと捉えて良いでしょうか?ネガティブな感情ではなく、何なのか認識しておきたい気持ちがあります。
ざうるすさん
コメントありがとうございます。
おそらく大腿神経麻痺の遺残か、外側大腿皮神経麻痺の遺残かと思われます。
時間と共に軽くはなると思われますが、最終的に少し残ってしまう可能性もあります。
参考になれば幸いです。
塗山
先生ありがとうございました!
自分でも調べて、そうかなぁ…と思っていたことを専門の先生にお答えいただいて納得、安心しました^_^