おはようございます。
豆知識を聞くのが好きな塗山正宏です。
誰か豆知識を教えてください笑。
今回のテーマは、
人工股関節のインプラントの種類についてです。
はい、皆さん元気ですか~~??起きてますか~??
はい!というわけで、本題に入ります(笑顔)。
人工股関節というのは、どんなインプラントで構成されているのでしょうか?
人工股関節は主に4つの部品から構成されています。
実際には、カップやステムには色々な種類があります。
骨セメントを使用するカップやステムや、骨セメントを使用しないカップやステムがあります。
例えばセメントレスステムには、以下のように色々な形状のステムがあります。
表のようにセメントレスステムには色々な種類があるのですね。
大腿骨の形状や骨質に応じて、セメントレスステムの使い分けをします。
セメントレスステム以外には、骨セメントを使用して固定するセメントステムもあります。
これはセメントステムと呼ばれていて、ステムの表面はツルツルです。
すべすべしています笑。
少し、話は変わりますが、外来をやっていて患者さんにたまに言われるフレーズがあります。
最新の人工股関節のインプラントを入れてください。
インプラントって新しければ良いのでしょうか?
新しいほど良いものなのでしょうか?
人工関節のインプラントって実は新しければいいってわけではないのです。
なんとなくイメージ的には新しいインプラントほど、耐久性や機能が良いものというイメージがあるかもしれません。
しかし、人工関節というのは現在まで失敗と成功を繰り返してきている歴史があります。
新しく開発してこれはきっと長持ちするに違いない!と思って、使ってみたものの数年でダメになってしまったインプラントが実は沢山あるのです。
人工関節の先進国のアメリカでは、人工関節のインプラント関連のトラブルで訴訟になることが少なくありません。
人工関節って新しければ全てが良いっていうわけではないのです。
そのような背景から、私はすでに耐久性がある程度わかっているインプラントを使用することにしています。
最新のインプラントを入れたにも関わらず、数年でダメになってしまったら怖いですからね・・・。
これからも安全安心の人工関節の手術をしていきます!
人工関節は新しければいいってもんじゃない!!
「栗ご飯はあんまり好きじゃないんですよね~」
運動会になるとテンションが上がる整形外科医の塗山正宏でした。
【執筆】塗山正宏 医師
世田谷人工関節・脊椎クリニック
日本整形外科学会認定整形外科専門医
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