おはようございます。
車の運転はそんなに好きではない塗山正宏です。
今回のテーマは
人工股関節置換術と車の運転についてです。
恒例の質問シリーズです。
人工股関節置換術を受けたあとに車っていつから運転できますか?
これは、よく外来で質問されます。
では、答えです。
まず、オートマの車という前提での話です。
手術したのが左脚であれば、アクセルやブレーキを踏む右脚は問題ないので、乗る時と降りる時に注意すれば、術後2〜3週で運転しても大きな問題ないかと思います。
手術したのが右脚であれば、アクセルやブレーキを踏むのは右脚なので、術後約1か月後(早くても3週)くらいが目安になるかと思います。
運転が可能かどうかは、ひとつの目安として「急ブレーキを踏むことができる自信があるかどうか?」です。
なにかの拍子に急ブレーキが出来ないと、交通事故を起こしてしまいますからね。
交通事故を起こしてからでは遅いですからね。
交通事故によって誰かの命が失われてしまう可能性がありますから、脚の状態が不安定なのに無理して運転するのは辞めましょう!
自分の人生のためにも。
他人の人生のためにも。
これは非常に大事なことですね。
以上、大事な質問に答えてみました!
人工股関節置換術後の車の運転は約1か月くらいから。
「俺とドライブしないか?」
車にはあまり興味がない整形外科医の塗山正宏でした。
【執筆】塗山正宏 医師
世田谷人工関節・脊椎クリニック
日本整形外科学会認定整形外科専門医
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