おはようございます!
かぼちゃはあまり好きではない塗山正宏です。
甘い野菜が全般的に好きではありません笑。
今回のテーマは、
変形性膝関節症の早期兆候についてです。
こんにち和太鼓!(ダジャレ)。
今日は膝の話ですよ!
改めましてこんにちは!
全国3人くらいのとやまの追っかけファンの皆様、整形外科医の塗山正宏です。
今回は、変形性膝関節症の早期兆候についてお話をしたいと思います。
変形性膝関節症とは、膝関節の軟骨がすり減って、骨同士がぶつかり合うことで、痛みや腫れ、動きづらさなどの症状が起こる病気のことです。
この病気は、加齢や肥満、過度な運動などの外的要因によって発症することが多いですが、遺伝的な要因も影響すると考えられています。
変形性膝関節症は、早期に発見して治療を始めることで、症状の進行を遅らせたり、生活の質を向上させたりすることができます。
しかし、変形性膝関節症の初期症状は、軽度であったり、一時的であったりすることが多く、見逃されやすいという問題があります。
そこで、変形性膝関節症の早期兆候として、以下のような症状に注意してください。
①動き始めの違和感や痛み:変形性膝関節症の代表的な初期症状は、起床時や椅子からの立ち上がり、そして歩き始めに感じる膝の動かしにくさや違和感・不快感・痛みです。これらの症状は、しばらくすると治まることが多いので、老化や疲労と思われがちですが、実は軟骨のすり減りのサインかもしれません。
②階段昇降時の痛み:変形性膝関節症の特徴的な初期症状として、階段昇降時の膝の痛みが挙げられます。特に、階段を降りるときに顕著に現れやすいという特徴もあります。階段の昇降動作は歩くよりも膝に負担がかかり、軟骨のすり減りを早める可能性があります。
③膝の腫れや水腫:変形性膝関節症の症状が進行すると、膝関節に炎症が起こり、関節液が過剰に分泌されることがあります。これによって、膝が腫れたり、水が溜まったりする現象が起こります。膝の腫れや水腫は、膝の動きを制限したり、痛みを増したりする原因になります。
④膝の曲げ伸ばしの制限:変形性膝関節症は、膝関節を変形させ、膝の曲げ伸ばしを困難にします。膝の軟骨がすり減ると、膝関節の可動域が狭くなり、膝を深く曲げたり、まっすぐ伸ばしたりすることができなくなります。これによって、正座や胡坐ができなくなったり、歩行時に膝が曲がったままになったりすることがあります。
以上が、変形性膝関節症の早期兆候です。
もし、これらの症状に当てはまる場合は、変形性膝関節症の可能性がありますので、早めに整形外科を受診しましょう。
変形性膝関節症は、放置すると悪化する一方ですが、適切な治療を行えば、痛みを和らげたり、変形を遅らせたりすることができます。
膝の健康を守るためにも、早期発見、早期治療が大切です。
膝の症状が出始めたら、早期に対処していきましょう!
「これって胸やけ?それとも初恋?」
油っこすぎるものを食べすぎると調子が悪くなるくらい歳を取った整形外科医の塗山正宏でした!
【執筆】塗山正宏 医師
世田谷人工関節・脊椎クリニック
日本整形外科学会認定整形外科専門医
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