おはようございます。
117に電話して時報を聞くことが全く無くなってしまった塗山正宏です。
今回のテーマは、
変形性膝関節症と体重についてです。
股関節や膝関節というのは荷重関節と呼ばれ、体重がかなり影響する関節です。
反対に手関節、肘関節、肩関節は体重はあまり関係ないので、非荷重関節と言われています。
体重が重ければ重いほど、下肢の股関節や膝関節には負担がかかります。
人間は日々立って歩く生物ですからね。
宇宙では、無重力なので荷重がかかりませんが・・・(笑)
今回は変形性膝関節症と体重について触れますが、変形性膝関節症の患者さんには、体重が重い方が多いと思います。
体重が軽くても変形性膝関節症の患者さんもいますが、どちらかというと体重が重い方が多いです。
膝関節には歩行時に体重の約2〜3倍の負担がかかり、階段の上り下りでは約6〜7倍の負荷がかかるといわれています。
結構な負担がかかっていますよね。
体重が重いってことはそれだけ膝関節に負担がかかるってことです。
そんな方に耳よりの情報があります。
「肥満の変形性膝関節症の患者さんが、18カ月にわたって10%以上減量すると膝の痛みが50%程度軽減し、関節の可動域も大きく改善した。」
という論文があります!
簡単に言えば、
減量すると痛みが治る!!
そして膝関節の可動域がひろがるかもしれない!
やはり体重が減れば、ひざにかかる負担が減りますので、痛みが和らぐのでしょうね。
体重が重いよりは軽いほうが負担が少ないですからね。
というわけで、体重が重くて膝が痛い人は、とりあえず体重を減らしましょうか!
そう言われても簡単に痩せられないのよ~。ついつい食べすぎてしまうわ。。。
そうなんですよね、簡単に減量が出来れば苦労しないですよね(笑)
ダイエット!
それは永遠のテーマ!(笑)
地道にコツコツと体重減らしていきましょ(笑顔)
簡単に痩せられるなら苦労しない!
「この贅肉なんとかならないかなぁ・・・」
食事には常に気を使っている整形外科医の塗山正宏でした。
【執筆】塗山正宏 医師
世田谷人工関節・脊椎クリニック
日本整形外科学会認定整形外科専門医
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