膝関節47 人工膝関節全置換術のアプローチ

アプローチ 膝関節

おはようございます。
「カリスマ」というワードが好きな塗山正宏です。




今回のテーマは

人工膝関節全置換術のアプローチについてです。




人工膝関節置換術の手術をする際には

通常内側広筋を切開する方法(Medial parapatellar approach)が一般的です。

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黒い線が切開線(3D4medicalから引用)


しかし、私はなるべく筋肉にダメージを与えずに手術を行うことが大事だと思っています。

そのため人工股関節置換術の手術と同様に、筋肉を切らないアプローチを用いて人工膝関節置換術を行っています。

内側広筋を切らないアプローチ(Subvastus approach)です。

画像2
赤い線が切開線(3D4medicalから引用)


筋肉を切らなければ、術後の疼痛が少なく、回復が早くなるという利点があります。

いかに手術の侵襲の少ない手術をするかが大事なのです。

もちろん肥満の患者さんや、元々の膝の動きが悪い場合には、筋肉を温存するアプローチが出来ない場合があります。

でも、出来る限り身体に優しい手術をするのが私の哲学なので、これからもいかに良い手術をするために日々探求していきます!

なぜ山を登るのか。

そこに山があるから。

山がある限り登り続けるのと一緒ですね笑。

だって、自分なら少しでも侵襲が少ない手術を受けたいですからね!(笑顔×2)


なるべく手術におけるダメージを少しでも減らしたい。

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「昨日の夜、何食べたっけ・・・」

筋肉には色んな意味でこだわりを持っている整形外科医の塗山正宏でした。



【執筆】塗山正宏 医師
世田谷人工関節・脊椎クリニック
日本整形外科学会認定整形外科専門医

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