おはようございます!
気が付いたら右利きになっていた塗山正宏です。
今回は、
骨粗鬆症の治療についてです。
では、さっそくおさらいです。
骨粗鬆症というのは、
「骨強度の低下を特徴とし、骨折のリスクが増大しやすくなる骨格疾患」と定義されています。
そうです、骨折を起こしやすい状態ということです。
70歳以上で頻度が高くなる大腿骨近位部骨折は、移動能力や生活機能が低下するだけでなく、死亡率が上昇します。
大腿骨近位部骨折患者の10%が骨折後1年以内に死亡するというデータがあります。
それでは、骨粗鬆症はどうしたらいいのか?
骨粗鬆症の治療は、基本的にはお薬を使わないといけません。
食事でたくさんカルシウムを摂取すればいいですか?
塗山正宏
それだけでは駄目です!
食事でカルシウムをたくさん摂取しても骨密度はなかなかあがりません!
大量に牛乳を飲んでも、必要以上に摂取したカルシウムは体の外に排出されてしまいます。
もちろん規則正しい食事は大切です。
ただし、骨密度を上げるには骨密度を上げる薬剤が必要です。
飲み薬、または注射薬を使用することによって骨密度が上がるのです。
どんなお薬を使ったほうがいいかは、年齢や骨密度によって変わります。
飲み薬のなかには、1日1回、週に1回、月に1回、飲むタイプなど色々種類があります。
注射薬も
など様々なお薬があります。
自分の骨密度の状態に合わせて適切なお薬を使用した治療が必要になります。
そんなわけで骨粗鬆症は放置してはダメですからね!
骨粗鬆症は決して放置してはいけない病気です!
骨粗鬆症にはなりたくない整形外科医の塗山正宏でした!
【執筆】塗山正宏 医師
世田谷人工関節・脊椎クリニック
日本整形外科学会認定整形外科専門医
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