骨粗鬆症28 骨粗鬆症と圧迫骨折

圧迫骨折 骨粗鬆症

おはようございます。
まだまだ骨粗鬆症とは無縁であってほしいと願ってやまない塗山正宏です。




今日のテーマは、

骨粗鬆症と圧迫骨折についてです。




骨粗鬆症による骨折として代表的なのが、背骨の圧迫骨折です。

特に腰椎圧迫骨折は高齢者で非常に頻度が高い骨折になります。

高齢者で突然発症する強い腰痛は、圧迫骨折を起こしている可能性があります。

通常は、まずX線検査を行いますが、X線検査だけでは圧迫骨折があるかどうかがよくわからない場合があります。

その時に有用になるのがMRI検査です。

背骨の圧迫骨折の場合は、骨折発生2週間以内であればMRIによる診断率が高くなります。

また、MRI検査では腰椎の圧迫骨折が「新しい骨折(新鮮骨折)」か「古い骨折(陳旧性骨折)」かを見分けることが可能です。

というわけで、高齢者で、腰痛が強い時は、圧迫骨折を起こしている可能性があるので、MRI検査を行うと良いでしょう。




高齢者の腰痛は、圧迫骨折を起こしている可能性があるので要注意です!

画像

ハトA「今日鎌倉行かない?」

ハトB「え?だるいわー」


小学校低学年の時、クラスを鳩を飼っていた整形外科医の塗山正宏でした。



【執筆】塗山正宏 医師
世田谷人工関節・脊椎クリニック
日本整形外科学会認定整形外科専門医

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