おはようございます。
今日もブログ投稿を頑張っている塗山正宏です。
今回のテーマは、
人工股関節再置換術の原因についてです。
人工股関節全置換術後になにかしらのトラブルがあり、再手術が必要になる場合があります。
では、どういった原因で再手術になるのでしょうか?
再手術の原因について調べていきましょう。
日本人工関節学会の登録データによると
上位5位の原因は、
となっています。
1位、2位の原因のインプラントのゆるみというのは、術後にインプラントの初期固定が確実に得られないとインプラントのゆるみが発生します。
そのため、人工股関節全置換術を行う際に、インプラントを確実に骨に初期固定することが重要になります。
初期固定をいかに確実にしっかりと行うかが大事なのです。
人工股関節の初期固定が得られない原因としては、以下のような場合があります。
などなど・・・。
こういったことが起きると、インプラントは骨の中でゆるんでしまうのです。
一度ゆるんでしまったインプラントは、再手術をしない限りはゆるみは治りません。
そのため再手術が必要になります。
だから、初期固定をいかに確実にしっかりと行うかが大事になるのです!
また、人工股関節が長期経過するとカップやステムなどのインプラントがゆるんでくる場合もあるため、定期的に人工股関節の状態をチェックする必要もあります。
人工股関節のゆるみの早期発見のためには、定期健診で画像検査を行わない限りは見つける事は難しいですからね。
インプラントの状態が問題ないかどうかをチェックするためにも、人工股関節の定期健診は行っていきましょう!
確実、安定、安心な手術を行うことが大事!
「温泉でマイナスイオンを浴びたいなぁ~」
たまには温泉でゆっくりしたい整形外科医の塗山正宏でした。
【執筆】塗山正宏 医師
世田谷人工関節・脊椎クリニック
日本整形外科学会認定整形外科専門医
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