膝関節35 変形性膝関節症とAPS療法

APS療法 膝関節

おはようございます。
たまに習字がやりたくなる塗山正宏です。
というわけで、メリークリスマス!!



今回のテーマは、

変形性膝関節症とAPS療法についてです。



今回はAPS療法の実際の流れについて説明します。

1. 採血

55mL の血液を採取します。

2. APS 作製 

採取した血液を医療機器として承認されたキットを用いて遠⼼分離しAPS を作製します(約30~1時間)

画像1
(Zimmerbiomet社から拝借)

3. 関節内に注射

関節腔を正確に確認しなから穿刺し、APS を注入します。

APSの特徴はすぐ当日に注射ができる点です。

そして、自分自身の血液で行う治療であるため副作用は心配はありません。

注意事項としては、

注射した半分くらいの方に注射した日や翌日などに、APS注射による膝の腫れや熱感、強い痛みが発生する場合があります。

そのため、治療当⽇の激しい運動や飲酒や、マッサージなど治療部位に刺激が加わるようなことは控えるようにしてください。

仮に強い痛みが出たとしても、2~3日で痛みが治まることが多いようです。

強い痛みが出た場合には、膝関節を安静にし膝を冷やすようにしてください。

その後は、膝の痛みがAPS療法によって改善することを期待しましょう!



APS療法は関節の疼痛コントロールに有効な手段のひとつ!

画像2

「ははは~~、膝の痛みが無くなったぁ~」

ドーナツは甘すぎると食べられない整形外科医の塗山正宏でした。



【執筆】塗山正宏 医師
世田谷人工関節・脊椎クリニック
日本整形外科学会認定整形外科専門医

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