おはようございます。
利き足は小さい頃から右脚の塗山正宏です。
今回のテーマは、
人工膝関節置換術後の創部の処置についてです。
人工膝関節置換術の手術ですが、もちろん皮膚を切って手術をします。
そして、切った皮膚は最後に縫合します。
では、術後の傷(創部)の処置についてですが、何かをするのかと言えば・・・
基本的には何もしません!
さとみさん
しないのかーーーい!
塗山先生
ツッコミありがとうございます!!
膝の中の組織は糸を使って縫合しますが、皮膚の表面は皮膚用の医療用接着剤で皮膚をくっつけます。
皮膚の表面は糸を使って縫合していないために抜糸がありません。
術後1週間~10日後にテープを剥がして終わりです。
はい、それで終了です。
日々、傷を消毒してガーゼ交換を行うことは全くありません。
テープ剥がしたあとは、普通にシャワーで傷を洗っても構いません。
石鹸つけて洗っても大丈夫です。
でも、たわしでゴシゴシ洗うのは辞めてくださいね(笑)
寒風摩擦も辞めてくださいね!笑
というわけで、抜糸はありませんので!
少しでも手術における患者さんの負担を減らしたいですからね!
無駄なことはなるべくやらない!シンプルイズベスト!
「黄味は半熟でお願いします!」
ゆで卵だったら何個でも食べれそうな気がしている整形外科医の塗山正宏でした。
【執筆】塗山正宏 医師
世田谷人工関節・脊椎クリニック
日本整形外科学会認定整形外科専門医
コメント