おはようございます!
もう気が付いたら3月になっていることに驚く塗山正宏です。
ひなまつり~~~!
今回のテーマは、
セメントステムかセメントレスステムかについてです。
人工股関節のインプラントには、セメントを使用するタイプとセメントを使用しないタイプ(セメントレス)が存在します。
人工股関節のパーツのひとつとして、
骨盤に設置するカップと大腿骨に挿入されるステムがあります。
カップやステムのタイプは大きく二つに分かれていて、
があります。
私自身は現在は主にセメントレスステムを使用しています。
日本では8割以上の先生がセメントレスステムを使用しているのが現状です。
ちなみに、日本人工関節学会の2021年度のデータによると、
このデータから、ステムだけに注目すると
セメントレスステムが84%、セメントステムが16%になりますね。
というわけで、日本では圧倒的にセメントレスステムが多いということですね。
では、それぞれのセメントステムとセメントレスステムの特徴を考えてみましょう。
まとめてみると、それぞれ一長一短があるってことですね。
以前はセメントステムの方が成績が良いされていましたが、現在はどちらがより良いとかは特に大きな差はないと思われます。
医師の考え方次第でセメントステムを使用するのか、セメントレスステムを使用するのかが決まると思います。
ちなみに、私は基本的にセメントレスステムを使用しています。
以上、セメントステムやセメントレスステムについてお知らせしました。
セメントステムもセメントレスステムもそれぞれ一長一短あり!
「バームクーヘン好きですか?」
定期的にバームクーヘンが食べたくなる整形外科医の塗山正宏でした。
【執筆】塗山正宏 医師
世田谷人工関節・脊椎クリニック
日本整形外科学会認定整形外科専門医
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