おはようございます!
運動は人間が生きていく上でとても大事だと思っている塗山です。
今回のテーマは、
人工股関節置換術とリハビリ期間についてです。

リハビリって大事なんですよ!

やっぱりリハビリは大事なんですか?
人工股関節置換術とリハビリ期間|整形外科医塗山が徹底解説
こんにちは!!整形外科医の塗山正宏です。
人工股関節置換術(THA: Total Hip Arthroplasty)は、変形性股関節症や大腿骨頭壊死症などで強い痛みや可動域制限を持つ患者さんに行われる有効な治療法です。
術後の経過で最も大切なのが「リハビリテーション(リハビリ)」です。
今回は、人工股関節置換術後のリハビリ期間の目安や流れについて、最新の文献を交えながらわかりやすく整形外科医の塗山正宏がにんまり笑顔で解説します。
1. 人工股関節置換術後のリハビリの目的
人工股関節置換術は手術で痛みを改善しますが、リハビリによって股関節の安定性・筋力・歩行能力を回復させることが重要です。目的は以下の通りです。
- 股関節周囲筋(中殿筋、大腿四頭筋など)の強化
- 歩行の安定性獲得
- 関節可動域の回復
- 脱臼の予防
- 日常生活動作(ADL)の改善
2. 術後のリハビリ期間と流れ
人工股関節置換術後のリハビリは、大きく 急性期(0〜4週)、回復期(1〜3か月)、維持期(3か月以降) に分けられます。
1. 急性期(術後0〜4週)
- 手術翌日からリハビリ開始(早期離床が推奨されています)
- ベッド上での足の運動、立ち上がり、歩行器を使った歩行練習
- 階段昇降の練習も退院前に行う
2. 回復期(術後1〜3か月)
- 股関節周囲筋(特に中殿筋)の筋力強化
- バランス練習、ストレッチ
- 自転車エルゴメーターなど軽い有酸素運動の開始
3. 維持期(術後3か月以降)
- 通常の生活動作が可能に
- ゴルフや軽いダンス、水泳など徐々にスポーツ復帰
- ただし、激しいスポーツはインプラントに大きな負担がかかるため推奨されません
3. リハビリ期間の目安表(病院によって変わります)
| 術後期間 | リハビリ内容 | 日常生活の目安 |
|---|---|---|
| 0〜1週 | ベッド上運動、歩行器歩行 | トイレ歩行が可能 |
| 2〜4週 | 杖歩行、筋力トレーニング開始 | 自宅での生活が自立 |
| 1〜3か月 | バランス訓練、屋外歩行 | 買い物や外出が可能 |
| 3か月以降 | 軽いスポーツ復帰 | 旅行・社会活動へ復帰 |
4. リハビリ期間に影響する要因
リハビリの進行は患者さんごとに異なります。影響する因子は以下の通りです。
- 年齢
- 筋力や活動性の差
- 合併症(糖尿病、骨粗鬆症など)
- 手術方法(前方アプローチ vs 後方アプローチ)
- 病院のリハビリ方針
特に 早期リハビリ がその後の機能回復に大きく関わることが、近年の研究でも報告されています。
5. 文献によるエビデンス
- Hansen VJ, et al. Early rehabilitation after total hip arthroplasty: a systematic review. J Arthroplasty. 2017;32(6):1718-1730.
➡ 早期離床と集中的リハビリが退院時の歩行能力改善に有効。 - Svege I, et al. Exercise therapy after hip replacement surgery improves physical function: a randomized controlled trial. Clin Rehabil. 2015;29(5):464-474.
➡ 術後の運動療法が中長期的な機能改善に寄与。
6. まとめ
人工股関節置換術後のリハビリは、
- 0〜4週:歩行練習と基本動作の回復
- 1〜3か月:筋力強化と歩行安定性の改善
- 3か月以降:社会生活や軽いスポーツへの復帰
と段階的に進めていきます。
リハビリの期間は人によって異なり、股関節の状態は人それぞれですから、焦らず継続することが最も大切です。
焦りは禁物です。
他人と比べる必要はありませんし、比べる意味もないので辞めましょう。
整形外科医と理学療法士の指導のもと、無理のない範囲でリハビリを継続して行いましょう!
以上、参考になりましたでしょうか!?
では、さらば!!
人工股関節置換術後のリハビリは焦らずじっくり継続してやっていきましょう!

「俺が楽しみにしていたプリン食べたでしょ!」
スイーツは食べられてしまわないように先にさっさと食べる派の整形外科医の塗山正宏でした!
【執筆】塗山正宏 医師
世田谷人工関節・脊椎クリニック
日本整形外科学会認定整形外科専門医


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