おはようございます!
昔に比べてだいぶ飲酒する機会が減った塗山正宏です。
今回のテーマは、
骨粗鬆症と抗RANKL抗体製剤についてです。
抗RANKL抗体製剤というのは、
一般名:デノスマブ
商品名:プラリア皮下注60㎎
というお薬です。
骨粗鬆症で使うお薬の一つで、6か月に一度皮下注射するお薬になります。
プラリアは骨吸収抑制薬の薬のなかのひとつです。
ここで、プラリアの骨密度の変化量を示すデータがあるので紹介します。
国内第III相臨床試験における骨密度変化率
このデノスマブというのがプラリアになります。
骨密度が非常に上がりやすい薬のひとつです。
6か月に一度だけ注射するだけのお薬なので、1年に2回だけの注射になります。
ただし、注射の副作用として、低カルシウム血症が起きる可能性があるためビタミンD製剤やカルシウム製剤などを内服する必要があります。
継続することで骨密度が徐々に上昇しますが、自己判断で投与を中止すると骨密度が急激に低下し、骨折が連鎖的に発生してしまう可能性がありますので要注意です。
自己判断での中止は避けるようにしましょう。
というわけで、骨を丈夫な状態を保つことが健康で長生きする事につながりますので、骨粗鬆症がある方はしっかりと治療をするようにしましょう!
人工関節が長持ちするためにも、骨は丈夫に保っておくことが重要です。
以上、骨粗鬆症のお話でした。
骨粗鬆症は放置しないでください!
「牛丼には生卵と七味唐辛子!」
滅多に牛丼は食べない整形外科医の塗山正宏でした。
【執筆】塗山正宏 医師
世田谷人工関節・脊椎クリニック
日本整形外科学会認定整形外科専門医
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