おはようございます。
冬は寒いから早く終わってほしい塗山正宏です。
厚着よりは薄着派ですから!笑
今回のテーマは、
変形性股関節症と膝の痛みについてです。
変形性股関節症というのは、主に脚の付け根に痛みが出る病気です。
しかし、変形性股関節症は脚の付け根にだけ痛みが出るわけではありません。
お尻に痛みを感じたり、太ももの前や横などにも痛みが出ます。
また、膝関節自体にも痛みが出ることがあります。
たまに患者さんのなかにいらっしゃるのが、膝関節に痛みを感じるため膝関節の検査をしてみても、膝関節自体には特に異常が見つからない場合があります。
色々な検査をしても、膝には何も異常が見つからない・・・
う~ん、困った。
そのため痛みの原因に対して正確な診断が出来ず、治療に難渋する場合があります。
そこで、股関節を検査してみると、変形性股関節症が見つかるといったケースがあります。
このような場合、膝関節の痛みが股関節に原因があるということが見つかるまでに、かなりの時間を要することがあります。
困ってしまいますよね・・・涙。
私が診療した患者さんのなかにも、股関節は全く痛くないけど、膝関節だけが痛いという方がいました。
変形性股関節症と診断し、実際に人工股関節置換術を行い、股関節の変形を治すと、膝の痛みも不思議と改善しています。
やはり変形性股関節症から由来する膝の痛みだったということなんですね。
膝が痛い時には股関節に異常がないかを確認したほうが良いでしょう!
膝が痛い場合には念のため股関節のチェックもしたほうがいい!
「肉とブロッコリーの最強コラボ!」
ステーキを口いっぱいに頬張りたい整形外科医の塗山正宏でした。
【執筆】塗山正宏 医師
世田谷人工関節・脊椎クリニック
日本整形外科学会認定整形外科専門医
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