おはようございます!
毎朝のストレッチは欠かしたくない塗山正宏です。
本日のテーマは、
変形性股関節症と先天性股関節脱臼についてです。
先天性股関節脱臼とは、赤ん坊や乳児期に股関節が脱臼している病気のこと言います。
本来、股関節は骨盤の寛骨臼に大腿骨頭がはまっています。
それが、先天性股関節脱臼というのは、大腿骨頭が寛骨臼から完全に外れている状態や、外れかかっている(亜脱臼)状態になります。
股関節が脱臼している場合には、しっかり治療をしなければなりません。
装具療法、牽引療法、または外科的治療が行われる場合があります。
先天性股関節脱臼をしっかり治ったと思っても、実は安心が出来ません。
仮に子供の頃の先天性股関節脱臼をきちんと治療して治ったとしても、大人になってから変形性股関節症を発症することが少なくないからです。
以前比べて、先天性股関節脱臼は減りましたが、やはり注意が必要です。
乳幼児期に股関節の脱臼をしていた方は、将来変形性股関節症になる可能性がありますので、変形性股関節症にならないように日頃から股関節周囲の筋力訓練やストレッチを欠かさないようにしましょう!
ちなみに、先天性股関節脱臼は現在「発育性股関節形成不全」という病名に変わっていますので覚えておいてください!
「発育性股関節形成不全」です!
はい、リピートアフターミー!
「発育性股関節形成不全!」
覚えてくれましたか!?
発育性股関節形成不全は将来変形性股関節症になるリスクあり!
「すき焼きが好きやっ!」
年に1回くらいはすき焼きが食べたくなる整形外科医の塗山正宏でした。
【執筆】塗山正宏 医師
世田谷人工関節・脊椎クリニック
日本整形外科学会認定整形外科専門医
コメント