おはようございます。
朝起きたらラーメンマンになっていたら二度寝しようと思う塗山正宏です。
ラーメンマンよりはキン肉マン!おでこに「中」よりは「肉」!
今日のテーマは、
人工股関節を長持ちさせるには?についてです。
変形性股関節症に対する人工股関節置換術は、非常に成績の良い手術になりますが、欠点もあります。
欠点のひとつは、「人工股関節はインプラント」であることです。
インプラントであるということは、耐久性の問題があります。
インプラントであるため、永久にインプラントが機能するわけではないという点です。
昔、人工股関節は短期間しか機能しない時代がありました。
色々な失敗を繰り返しながら、改良を続けてきた結果、今の人工股関節が存在します。
現在は人工股関節の耐久性はかなり向上しており、20~30年以上機能する可能性が非常に高いです。
もしかするともっと長期間機能する可能性もあります。
人工股関節の長期耐久性が向上しているのですが、やはり少しでも長持ちさせるためには気を付けたほうが良い点があります。
それでは、人工股関節を長持ちさせるポイントをあげてみましょう。
①転倒しないこと・・・転倒すると人工股関節の周囲で骨折する可能性があります。骨折してしまうと再手術になる可能性が高くなります。
②骨粗鬆症の予防と治療・・・骨粗鬆症になると、ちょっとした転倒で人工股関節の周囲で骨折するリスクが高くなるので、骨粗鬆症が進行しないように注意していきましょう。
③体重管理・・・体重が重くなると人工股関節にかかる負担が増えてしまうので、健康のためにも体重コントロールはしっかりしていきましょう!
④定期健診・・・定期的に人工股関節の状態をチェックするようにしましょう。人工股関節にトラブルがないかどうかを早期発見するためには定期健診がとても重要です。
⑤健康管理・・・肺炎や腎盂腎炎など感染症の病気にかからないように体調管理、健康管理をしていきましょう。
⑥定期的な運動・・・股関節周囲の筋力が落ちると、転倒リスクが高くなり、転倒すると骨折してしまう可能性があります。定期的な運動によって、筋力が落ちないようにしていきましょう。
色々なポイントがありましたね!
どれも大事なポイントですよ。
長期に人工股関節を長持ちさせるためには日頃から気をつけた生活をするのが大事ですね!
人工股関節が入っている皆様、このポイントに注意して生活していきましょう!
以上、人工股関節を長持ちさせるポイントについてあげてみました。
人工股関節を長持ちさせるには、色々と日頃から気を付けていきましょう!

「空腹にはミックスナッツ!」
もう跳び箱は飛べない気がしている整形外科医の塗山正宏でした。
【執筆】塗山正宏 医師
世田谷人工関節・脊椎クリニック
日本整形外科学会認定整形外科専門医
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