おはようございます!
海苔を食べると歯に挟まるのが気になる塗山正宏です。
笑ったら海苔が!!笑
今回のテーマは、
人工膝関節置換術の手術前後のポイントについてです。
今日は人工膝関節置換術のお話です!
膝の痛みに悩んでいるそこのあなた!
ちょっと聞いて!
少しだけ聞いて!
人工膝関節置換術(TKA:Total knee arthroplasty)は、膝関節の軟骨の損傷が進行し、保存療法での改善が見込めない場合に選択される手術です。
では、時間もないので、早速手術のポイントについて説明していきましょう!
人工膝関節置換術の手術前後のポイント
人工膝関節置換術の詳細
手術の目的: 人工膝関節置換術は、膝関節の痛みを軽減し、歩行能力を改善することを目的としています。変形性膝関節症やリウマチなどの疾患により、軟骨や骨が損傷した場合に行われます。
手術の種類: 人工膝関節置換術には全置換術と単顆置換術があります。全置換術は膝関節全体を人工関節に置き換える手術で、単顆置換術は膝関節の一部分のみを置き換える手術です。
手術の流れ: 通常、全身麻酔後に膝関節の皮膚を切開し、大腿骨と脛骨の関節表面の骨を削り、人工膝関節を取り付けます。必要に応じて膝蓋骨にも人工関節を設置することがあります。
術後のリハビリ: 手術後は、膝関節の痛みを感じにくくなり、関節可動域が拡大します。リハビリテーションを積極的に行うことで、日常生活や運動がより快適になります。
手術前の準備と注意点
健康状態の確認: 手術前には、患者さんの健康状態を確認するための色々な検査が行われます。これには血液検査、尿検査、心電図、X線検査、呼吸機能検査などが含まれます。手術前に行う検査の内容は病院によって変わります。
飲食の制限: 手術前日の決められた時間以降は食事を控える必要があります。飲水は手術の2~3時間前まで許可されます。これは、麻酔を安全に行うための重要になります。
薬物の管理: 手術前に服用している薬がある場合は、医師に相談し、手術に影響がないように調整しなければなりません。
リスクの理解: 手術には術後感染症や深部静脈血栓症などのリスクが伴います。これらの手術におけるリスクを充分に理解しておくことが重要です。
手術後の注意点
早期リハビリテーション: 手術後は術後早期からリハビリテーションを開始し、医師や理学療法士の指示に従って適切な運動を行います。これにより、膝関節の回復が促進します。
生活習慣の調整: 退院後は、膝に負担がかかり過ぎないような生活習慣を心がけましょう。膝関節に負担がかかりすぎると、膝関節の腫脹や熱感が増悪することによって痛みが悪化しますので注意しましょう。
定期的なフォローアップ: 手術後は定期的に医師の診察を受け、人工膝関節の状態をチェックします。これにより、トラブルの早期発見および健康寿命を延ばす事が可能になります。
人工膝関節の手術前後には適切な準備と注意が必要です。
患者さん一人ひとりの状況に応じて、臨機応変に対応することが大切です。
少しでも膝関節の良好な回復を得られるように、手術前後のポイントを抑えていきましょう!
では、また!!
人工膝関節置換術の手術前後は色々と気をつけるポイントがあります!
「スポーツしませんか!?」
たまに手が5本くらいあったらいいなって思う時がある整形外科医の塗山正宏でした!
【執筆】塗山正宏 医師
世田谷人工関節・脊椎クリニック
日本整形外科学会認定整形外科専門医
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