おはようございます!!
下肢の筋力強化を大事にしている塗山正宏です。
筋肉の7割は下半身。
今回のテーマは、
人工膝関節置換術とスクワットについてです。
筋トレと言えばスクワットなんです。
誰がなんと言おうとスクワットなんです。
はい、スクワットです。
また、筋肉の話ですか?(冷ややかな目)
誰に何言われようと筋トレの話をします!笑
人工膝関節置換術とスクワット:リハビリと安全な運動について
こんにちは、整形外科医の塗山正宏です。
全国であちらこちらにいらっしゃる膝の痛みに悩んでいる皆様!
今回は「人工膝関節置換術」と、その後のリハビリや運動の一環として行われる「スクワット」についてお話しします。
人工膝関節置換術とは?
人工膝関節置換術(Total Knee Arthroplasty:TKA)は、変形性膝関節症や関節リウマチなどによって損傷した膝関節を人工の関節に置き換える手術です。
この手術は、膝関節の痛みの軽減、膝関節の機能改善、生活の質の向上を目的としています。
手術後のリハビリの重要性
手術後のリハビリテーションは、人工膝関節置換術の成功において非常に重要です。
リハビリを適切に行うことで、膝関節の可動域を広げ、筋力を回復させ、日常生活への復帰を促進します。
スクワットと人工膝関節置換術
スクワットは、膝関節周囲の筋肉を強化し、膝関節の安定性を向上させる効果的な運動です。
しかし、人工膝関節置換術を受けた患者さんにとっては、いくつかの注意点があります。
スクワットのメリット
- 筋力強化: 大腿四頭筋やハムストリングス、臀部の筋肉を強化し、膝関節のサポートを向上させます。
- 関節の安定性: 筋力の向上は、膝関節の安定性を高め、歩行時の安定感を増します。
- 柔軟性の改善: 適切に行うことで、膝関節の柔軟性が向上し、動作の範囲が広がります。
スクワットの注意点
- 負荷の調整: 初めは軽い負荷から始め、徐々に増やすことが重要です。無理な負荷をかけると関節に負担がかかります。
- フォームの確認: 正しいフォームで行うことが重要です。膝がつま先よりも前に出すぎないようにし、背筋を伸ばした状態で行います。
- 痛みのチェック: 運動中や運動後に痛みが生じた場合は、すぐに運動を中止し、医師に相談することが必要です。
安全なスクワットの方法
- 準備運動: スクワットを行う前に、軽いストレッチやウォームアップを行い、筋肉をほぐします。
- 基本のスクワット: 足を肩幅に開き、膝がつま先よりも前に出すぎないようにしながら、ゆっくりと膝を曲げていきます。お尻を後ろに突き出すように意識しながら行うと、より効果的です。
- 浅めのスクワット: 初めは深く曲げずに、浅めのスクワットから始めると良いでしょう。徐々に深さを増やしていきます。
- サポートの利用: 必要に応じて、椅子や壁を使ってバランスを取ることもできます。
まとめ
人工膝関節置換術後のリハビリは、成功の鍵となります。
スクワットは膝周囲の筋力を強化し、関節の安定性を向上させる効果的な運動ですが、適切な方法で行うことが重要です。
医師や理学療法士の指導のもとでリハビリを進め、安全に運動を行うことで、早期の回復と日常生活への復帰を目指しましょう!
さあ、今からスクワットやりましょうか!
「え?今から??」っていう声が聞こえてきました。
じゃあ、いつやるか?
「今でしょ!!」
おあとがよろしいようで。
筋トレの基本はスクワットだって何回でも言い続ける!!
「私もスクワット頑張ろうっと!」
スクワットを継続していつまでも健康な下半身を維持していきたい整形外科医の塗山正宏でした!!
【執筆】塗山正宏 医師
世田谷人工関節・脊椎クリニック
日本整形外科学会認定整形外科専門医
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