おはようございます!
普段はあまり散歩していない塗山です。
もっと歩くようにしなきゃ!
今回のテーマは、
人工膝関節置換術と散歩についてです。

みなさん、散歩していますか!?

あまり歩けてないなぁ…
人工膝関節置換術と散歩:回復をサポートする適切な運動
こんちわ~、整形外科医の塗山ですよ!
人工膝関節置換術(TKA:Total knee arthroplasty)は、変形性膝関節症や関節リウマチによる膝の痛みや機能障害を改善するための有効な治療法です。
手術後のリハビリテーションには、適度な運動が不可欠であり、その中でも散歩は安全かつ効果的な運動として推奨されています。
本記事では、人工膝関節置換術後の散歩の重要性、実施時の注意点、そして散歩を通じて得られるメリットについて塗山がニヒルな笑顔で解説します。
人工膝関節置換術後に散歩が重要な理由
人工膝関節置換術後、早期の運動は回復を加速させる重要な役割を果たします。
散歩はその中でも特に優れた運動であり、以下のような理由から推奨されています。
1. 血流の促進
散歩をすることで、下肢の血流が促進され、術後に起こりやすい血栓症(深部静脈血栓症)の予防につながります。
2. 筋力と柔軟性の向上
術後は膝周囲の筋力が低下しやすくなります。散歩により、太ももやふくらはぎの筋肉を強化し、関節の柔軟性を保つことができます。
3. 関節可動域の維持
散歩は膝関節を自然に動かす運動であり、関節の固まりや可動域の低下を防ぐ効果があります。
4. 心肺機能の改善
有酸素運動としての散歩は、心肺機能を向上させ、全身の健康をサポートします。
5. 精神的な健康の維持
屋外での散歩は、気分転換やストレス軽減に役立ち、術後の心理的な不安感を和らげる効果も期待できます。
散歩を始める時期と進め方
1. 散歩を始めるタイミング
人工膝関節置換術後の散歩開始時期は、術後の状態や主治医の判断によります。
通常、以下の流れで進められます。
- 術後1~2日目: リハビリスタッフの指導のもと、リハビリ室での歩行練習を開始。
- 術後1~2週間目: 痛みや腫れが軽減したら、短時間の散歩を開始。
- 術後1ヶ月以降: 徐々に散歩で歩く歩数を増やしていきます。
2. 散歩の距離と時間
散歩を無理なく続けるためには、徐々に負荷を増やすことが大切です。
ただし、個人個人で膝の状態が変わりますので、医師や理学療法士に確認しながら散歩する時間は調整していきましょう。
- 術後1か月以内: 5~10分程度の短い散歩を1日数回に分けて行います。
- 術後1ヶ月以降: 20~30分程度の散歩を目標に、日常的な運動として取り入れます。
散歩をする際の注意点
1. 痛みや腫れのチェック
散歩中や散歩後に膝に痛みや腫れを感じた場合は、運動量を減らし、必要に応じて主治医に相談してください。
2. 適切な靴を選ぶ
クッション性が高く、足にフィットするウォーキングシューズを選ぶことで、膝への負担を軽減できます。
3. 平坦な道を選ぶ
急な坂道や不安定な地形を避け、平坦で安全な道を選びましょう。公園や専用のウォーキングコースが適しています。
4. 補助具の活用
必要に応じて杖や歩行器を使用することで、バランスを保ちやすくなります。
5. 無理をしない
疲れを感じたら早めに休憩を取り、無理をせずに自分のペースで散歩を続けましょう。
散歩のメリットを最大限に活かすために
1. リハビリテーションとの併用
散歩だけでなく、理学療法士によるリハビリテーションを並行して行うことで、より効果的な回復が期待できます。
2. 栄養バランスの確保
散歩を行う際には、術後の回復を助ける栄養素(タンパク質やビタミンD、カルシウムなど)を積極的に摂取することも重要です。
3. 定期的な経過観察
主治医の診察を受け、膝関節の状態や散歩の進捗状況を確認することを忘れないでください。
まとめ
人工膝関節置換術後の散歩は、身体的な回復だけでなく、精神的な健康の維持にも役立つ非常に有益な運動です。
ただし、個々の状態に合わせて無理のない範囲で行うことが重要です。
安全な散歩を続けるためには、主治医やリハビリスタッフの指導を受けながら、適切なペースで進めていきましょう。
散歩はとても良い術後の運動ですので、継続してやっていきましょう!
決して無理はしないようにやっていきましょうね!
以上、塗山が優しくお伝えしました~♪
人工膝関節置換術の術後は程よく散歩していきましょう!

「肉と白飯の最強コラボ!」
1か月に1回は焼肉を食べたい肉派の整形外科医の塗山でした!
【執筆】塗山正宏 医師
世田谷人工関節・脊椎クリニック
日本整形外科学会認定整形外科専門医
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