おはようございます。
来世はモデルみたいな体型で生まれてきたい塗山正宏です。
8頭身体型!
今回のテーマは、
変形性膝関節症の手術はいつするべきか?についてです。
変形性膝関節症による膝の痛みが徐々に悪化してきたときに、
・「いつ手術するべきなのか?」
・「そもそも手術したほうがいいのか?」
・「手術しなければいけないのか?」
・「痛みを限界まで我慢したほうがいいのか?」
というような質問を受けることがあります。
変形性膝関節症は進行性の病気です。
進行すれば、それに伴い痛みが強くなり、歩行に支障が出てきます。
治療としては、まずは保存療法が重要になります。
しかし、保存療法を行っても膝関節の痛みが軽減しない場合や、明らかに保存療法を行っても症状の改善が困難なほど病状が進行している場合は手術を検討します。
手術を行うかどうかは、
・膝関節痛の程度
・日常生活の不便さ
・年齢
・仕事の内容
など、様々な要素を総合的に考慮して手術をするかどうかを決定します。
膝の痛みのために日常生活でどれだけ支障をきたしているかということが、手術を決定するうえで最も重要な要素になります。
重度の変形性膝関節症でも症状が軽く、日常生活に困っていなければ手術の必要性はあまりないでしょう。
内臓疾患のガンとは違い、変形性膝関節症は必ずしも手術をしなければいけない病気ではありません。
ただし、治る病気ではありません。
徐々に進行していく病気です。
症状が進行していくと歩行の障害、膝関節の可動域の制限(膝が伸びない、曲がらない)が出てきます。
可動域制限にくわえて、徐々にO脚が進行します。
膝が悪くなってくると、腰や股関節にも悪影響が出てきます。
やはり日常生活に影響がでるようであれば、それは手術のタイミングだと思います。
最終的には、患者さん自身で手術をするかどうかを決めなければいけません。
よく考えることが大事ですね。
よく考えてもわからない事もありますのでその時は専門の医師と相談しましょう!
日常生活に支障が出始めたら、手術のタイミング!
「乾杯、今、君は人生の〜♪」
人生初のコンサートは長渕剛の整形外科医の塗山正宏でした。
【執筆】塗山正宏 医師
世田谷人工関節・脊椎クリニック
日本整形外科学会認定整形外科専門医
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