おはようございます。
日々何かを得ようと思っている貪欲なタイプの塗山正宏です。
今回のテーマは、
なぜ私は手術見学を受け入れるのか?についてです。
私は人工股関節置換術と人工膝関節置換術の手術をメインに行っています。
整形外科医になってから手術に関しては、
・手術がどうやったらより上手く展開できるのか?
・どうやったらより正確に人工関節を設置できるのか?
・どうやったらより速く手術ができるのか?
・どうやったら手術後の回復が早くなるのか?
・どうやったら手術後の痛みが少なくなるのか?
・どうやったら手術後の患者満足度が上がるのか?
このような事を四六時中考えています。
貪欲に考えていますね。
ある意味、こういう事を考えるのが趣味といっても過言ではありません笑。
私が患者さんに関わる部分って、外来での診察も勿論大事なのですが、やはり手術がメインになります。
そして、手術のクオリティを上げることが、患者さんの満足度向上に繋がると思っています。
もちろん、人間が行う事ですので、全員の患者さんを100%満足させる事は難しいです。
ただ少しでも満足度が高くなるように努力する事はとても大切だと思っています。
そのためには繰り返しの自己研鑽が必要です。
手術のクオリティを上げるには、自分自身で研鑽を積んで技術をアップさせなければなりません。
しかし、それだけでは限界があると思います。
さらにレベルを上げるには他人に教えられるレベルにならないといけません。
インプットだけではダメで、アウトプットできるようにならないといけないわけです。
アウトプットできるようになって、さらにレベルがあがると感じています。
私自身は35歳頃から人工関節手術の手術見学の受け入れを始めていますが、最初は本当に緊張しました・・・笑
知らない先生に手術を見られるっていうのは本当に緊張するんですよね。
手が震えそうでしたよ・・・、実際には震えていませんが笑。
学会発表よりも緊張した気がします笑。
でも、数を重ねるうちに全く緊張しなくなり、精神的に余裕が出るようになりました。
手術見学時でも、メンタルが非常に落ち着いて手術が行えるようになったことで、普段の手術のレベルが一段とあがったと感じています。
そういうわけで、今後も手術見学は受け入れていきますよ!
私自身の勉強のためにも!
以上、手術見学についての想いをさらっとまとめてみました!
自分自身のスキルアップのためにも、手術見学は受け入れ続けます!
「母さん、私達の見分けついてる??」
今後もオペ見学を続けていくつもりの整形外科医の塗山正宏でした。
【執筆】塗山正宏 医師
世田谷人工関節・脊椎クリニック
日本整形外科学会認定整形外科専門医
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