格言 Season188

格言 格言

1. 術後リハビリの本当の目的を知っていますか

整形外科医の塗山正宏ですよ~!

げんじろうさん
げんじろうさん

痛いけど、我慢しないといけませんよね?

むつみさん
むつみさん

リハビリって、つらいほど効果があるんですよね?


外来やリハビリ室で、よく聞く言葉です。

そのたびに私は、こうお伝えしたいです。

塗山先生
塗山先生

リハビリは我慢大会ではありません。未来への準備運動です。




2. リハビリ=痛みに耐えるもの、ではない

多くの方が、リハビリに対して
「つらい」「痛い」「頑張らないといけない」
というイメージを持っています。

もちろん、回復の過程で多少の違和感や疲労は避けられません。
しかし、痛みを我慢すること自体が目的になると、回復は遠回りになります。


3. 目指すのは「今の我慢」ではなく「未来の生活」

リハビリの本当のゴールは、

  • 楽に歩ける
  • 長く立っていられる
  • 旅行や外出を楽しめる
  • 日常生活に自信が持てる

こうした これからの生活 を取り戻すことです。

そのために行うのが、リハビリです。


4. 痛みを無視すると、体はかえって硬くなる

ちえみさん
ちえみさん

痛くても動かさないとダメですよね?

そう聞かれることもあります。

実は、強い痛みを我慢しながらの運動は、筋肉を緊張させ、回復を妨げます。

  • 筋肉は縮こまり
  • 関節の動きは悪くなり
  • 不安や恐怖心が残る

結果として、「動くこと自体が怖い身体」になってしまいます。


5. 良いリハビリとは「続けられるリハビリ」

効果的なリハビリの条件は、とてもシンプルです。

  • 痛みがコントロールされている
  • 無理なく継続できる
  • 小さな変化を実感できる

続けられないリハビリは、正しくても意味がありません。


6. 人工関節術後のリハビリで大切なこと

人工股関節置換術や人工膝関節置換術のあと、
患者さんに必ずお伝えしているのは、

  • 「焦らないこと」
  • 「比べないこと」
  • 「休むこともリハビリである」

という3つです。

回復は一直線ではありません。
波があって当然です。


7. 未来に向けて体を整える時間

リハビリとは、

  • 痛みに耐える時間ではなく
  • 評価される場でもなく
  • 根性を試される場所でもありません

これからの人生を、安心して動くための準備時間 です。


8. 最後に

塗山先生
塗山先生

リハビリは我慢大会ではありません。未来への準備運動です。

今日の一歩は小さくても構いません。
大切なのは、「明日も動こう」と思えること。

医療は、未来のためにあります。
そしてリハビリは、その未来への助走です。

継続は力なり。

以上参考になりましたでしょうか?

では、筋トレ行ってきます。




【執筆】塗山正宏 医師
世田谷人工関節・脊椎クリニック
日本整形外科学会認定整形外科専門医

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