おはようございます!
最近鉛筆を使うことが殆どなくなってしまった塗山正宏です。
その影響か漢字が昔より書けなくなってきてますね涙。
今回のテーマは、
骨粗鬆症の検査方法についてです。
私は現在骨密度検査を行う場合にトモシンセシスを使って検査しています。
実際にはDXA(dual-energy X-ray absorptiometry)法を用いて検査を行っています。
骨粗鬆症のガイドラインでは、骨粗鬆症の診断にはDXA法を用いて腰椎と大腿骨近位部の両者を測定することが望ましいとされています。
病院やクリニックによっては、MD法やQUS法など用いて検査を行っている施設もあるかもしれません。
MD法(Microdensitometry法)
手の横にアルミニウム板を置き、一緒にエックス線写真を撮影します。画像の濃淡の差をコンピューターに読み取らせることによって解析する方法になります。
QUS法(定量的超音波測定法)
超音波の伝搬速度を用いて骨を評価する方法で、通常は踵の骨を用いて測定します。
放射線を使用しないため、人間ドックや検診には汎用されています。しかし、骨量そのものを測定しているわけではありませんので診断には用いることが出来ません。
この二つのMD法とQUS法の欠点としては、
・MD法では骨粗鬆症の治療の評価をすることが困難
・QUS法では骨粗鬆症の確定診断が出来ない
などの特徴があります。
骨粗鬆症の診断や治療のためには、ガイドラインでも推奨されているようにDXA法を用いて検査をするべきかと思います。
ちなみに、最近身長が縮んでいるとしたら、あなたは骨粗鬆症かもしれません・・・。
骨粗鬆症が気になる方は一度検査をしてみてはいかがですか??
「いつのまにか骨折」をしているかもしれませんから・・・。
骨粗鬆症は定期的にDXA法を用いて検査を行いましょう!
「何回測っても、やっぱり背が縮んでますよ。。。」
回転寿司に行ったらついつい大食いしてしまう悪い癖がある整形外科医の塗山正宏でした。
【執筆】塗山正宏 医師
世田谷人工関節・脊椎クリニック
日本整形外科学会認定整形外科専門医
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