おはようございます。
健康な身体で生まれてきたことを感謝したい塗山正宏です。
今回のテーマは
人工股関節置換術と車椅子生活についてです。
人工股関節の手術を考えている患者さんから、たま~に聞かれることがあるのが、
えいこさん
「手術を受けたら車椅子生活になったりしませんか??」
もちろん答えはNo!!です。
人工股関節置換術は基本的に歩行能力を改善させるための手術です。
歩行能力が落ちてしまっては、まったくもって手術をした意味がありません。
私が手術をした変形性股関節症の患者さんで、手術前よりも歩行能力が落ちてしまった患者さんは今のところ記憶にありません。
ただし加齢に伴う年齢的な筋力の衰えによって、徐々に歩行能力が落ちてしまうことはあります。
ただある程度年齢が若い方の場合には、人工股関節置換術は歩行能力が術前より改善すると認識していただいていいのかなと思います。
そのための人工股関節の手術ですからね。
人工股関節の手術は、前向きに生きるための手術だと私は思っています。
人工股関節の手術をしても車椅子生活にはなりませんので安心してください!
「いいから俺についてこいよ!」
なんかの種目でオリンピックに出場してみたかった整形外科医の塗山正宏でした。
【執筆】塗山正宏 医師
世田谷人工関節・脊椎クリニック
日本整形外科学会認定整形外科専門医
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