おはようございます。
早起きは三文の徳と信じている塗山正宏です。
今回のテーマは、
人工股関節のインプラントの設置位置の重要性についてです。
人工股関節を設置するうえで非常に大事なことがあります。
それは、正しく目標の位置に人工股関節のインプラントを設置することです。
実は人工股関節の手術というのは、ある程度目標の位置に人工股関節が設置されていなかったとしても、変形した股関節が人工股関節に置き換わるだけで、変形性股関節症の痛みが取れてしまいます。
ただし、人工股関節が正しい位置に設置されない場合には、人工股関節が脱臼を起こしやすかったり、長期的に人工股関節が機能しないために人工股関節がゆるんでしまう可能性があります。
また、正しい位置に設置されない場合に股関節周囲や大腿部の痛みが続く場合があります。
そのため、インプラントの設置が正しく設置されなかった場合には、早めに正しい位置に設置しなおした方がいいでしょう。
インプラントに骨がくっついてしまってからでは、インプラントの位置を修正するのが大変になりますからね。
人工股関節が正しい設置でなかった場合には、いつか破綻する可能性が高くなりますので注意が必要です。
私が最も大事にしていることは、正しい位置に人工股関節のインプラントを設置すること!
「天空落とし!」
ラーメンの湯切りをするのが好きな整形外科医の塗山正宏でした。
【執筆】塗山正宏 医師
世田谷人工関節・脊椎クリニック
日本整形外科学会認定整形外科専門医
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