おはようございます。
どんな体勢でも寝ることが出来る睡眠スペシャリストの塗山正宏です。
立ったままでも寝る事が出来ます笑。
今日のテーマは、
人工股関節置換術後の寝る姿勢についてです。
人工股関節置換術を受けた当日は、ベッド上の安静になる事が殆どかと思います。
しかし、ずっと同じ姿勢でいると、床ずれ(褥瘡)ができるため、定期的に体位変換することが必要です。
また同じ姿勢でいると腰痛が出やすくなりますし、血栓症を起こすリスクも高まってしまいます。
人工股関節の手術後すぐは、通常創部を完全に真下にして寝ることは難しいので、仰向けで寝るか、手術していないほうの脚を下にして寝るかになります。
では、いつ頃から手術したほうの脚を下にして寝ていいのでしょうか?
ここで、患者さんからたまに聞かれる質問シリーズ!の時間がやってまいりました。
いつから手術した脚を下にして寝ていいですか?
それでは、とやま先生、答えをお願い致します。
術後1か月程度が経過して、傷口まわりの腫れがひいていれば、手術したほうの脚を下にして寝てもいいですよ(笑顔)。
腫れがまだひいてないうちは、患部を下にしていると、より腫れが強くなってしまう可能性があります。
そのため、できれば患部を下にして寝るのは避けたほうが望ましいでしょう。
腫れがしっかりひいてくれば、手術をしたほうの脚を下にしても大きな問題はないでしょう。
もし、傷口が当たって痛いという場合には、もう少し時間が経ってからのほうが良いでしょう。
ちなみに、両側の股関節を手術をした場合には、しばらく斜め横程度に横向きになりましょう。
術後は患部の腫れがひく術後約1か月後位から、患部を下にして寝てもいいでしょう!
「ちょっと昼寝してま~す」
昼寝をしたいけど、なかなか昼寝をする時間がとれない整形外科医の塗山正宏でした。
【執筆】塗山正宏 医師
世田谷人工関節・脊椎クリニック
日本整形外科学会認定整形外科専門医
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