おはようございます。
痛みには割と鈍感なタイプの塗山正宏です。
痛がるリアクションは割と大きめではありますが笑。
今日のテーマは、
変形性膝関節症と慢性疼痛についてです。
慢性疼痛とは、「治療に要すると期待される時間の枠を超えて持続する痛み、あるいは進行性の非がん性疼痛に基づく痛み」とされています。
なんか難しい言葉ですね笑
簡単に言えば、なかなか治らない長引く痛みということでしょう。
現在は約3か月を超えて持続する痛みを慢性疼痛と言われています。
痛みの原因としては、主に
・侵害受容性疼痛
・神経障害性疼痛
・心理社会的疼痛
などに分類されます。
慢性疼痛はひとつの要因の痛みではなく、色々な要因が複雑に絡んで混合性疼痛になっていることが多いとされています。
この3つの疼痛の原因のうち、心理社会的疼痛の要素が多いほど治療に難渋しやすくなります。
慢性疼痛を抱える患者さんの場合、痛み以外にも多彩な症状を訴える事が多くなります。
・抑うつ症状、不安症状、破局的思考
・睡眠障害、ADL低下
・社会活動性の低下、家族関係の変化
・自己価値観の低下
・薬物への依存
など様々な症状を伴います。
変形性膝関節症の痛みが長期に続くと、慢性疼痛になり、治療に難渋する場合があります。
慢性疼痛になってしまうと、治療に難渋するケースが実際少なくありません。
色々な治療をトライしないと、痛みをコントロールするのが困難になります。
そして、痛みのコントロールをするのに長期間を要します。
そうならないためにも、膝の痛みが慢性疼痛に移行しないように、痛みを感じたら早期に痛みをコントロールするようにしましょう!
膝の痛みを慢性疼痛にしないためにも、早めに治療しましょう!
「とりあえずビールで!というフレーズ今まで何回言いました?」
はじめの一杯は95%くらいの確立でビールの整形外科医の塗山正宏でした。
【執筆】塗山正宏 医師
世田谷人工関節・脊椎クリニック
日本整形外科学会認定整形外科専門医
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