おはようございます。
しばらくプールで泳いでいない塗山正宏です。
もう25m泳げない可能性ありますね…笑。
今日のテーマは、
人工膝関節置換術とプールについてです。
全力主義の塗山です。
みなさんお待ちかねの外来で患者さんから聞かれる質問シリーズ!!
今日も張り切っていきますよー--!
それでは宜しくお願いしま~す(笑顔)。
今回の質問は、
人工膝関節置換術後っていつからプールに入れますか?
たまにされる質問ですね。
みなさん、プールで水中ウォーキングなどをそれなりにされているようですね。
では、答えていきましょう。
人工膝関節の手術後、1か月以上経過して創部が落ち着いていればプールに入っていいですよ。
はい、プールに入るためには、創部の状態が安定していることが必須です。
まだ、傷が完全に治っていない状況でプールに入ってしまった場合には、感染症を起こすリスクがあるためです。
感染症を起こしてしまうと、再手術が必要になったり、治療がとても難渋しますので絶対に避けなければなりません。
通常は術後1か月くらい経過するとある程度は創部の状態が落ち着きますから、プールに入ってもいいということです。
自分で判断するのが難しい場合もありますので、最終的には主治医に確認するのがベストです。
術後1か月以降にプールに入ってもらってもいいのですが、初めは水中ウォーキング程度にしましょう。
クロール、背泳ぎ(バック)、平泳ぎ(ブレスト)、バタフライなど制限なく泳ぐのは膝関節の状態が安定する術後3か月以降にしましょう。
もちろん膝の状態によっては、泳ぐのにもっと時間が必要な場合もあります。
実際、人工膝関節置換術を受けられる患者さんは、70代~80代の方が多いので、泳いでいる方は少ないかもしれませんが・・・。
水泳は全身運動で、身体にとっては非常に良い運動ですのでオススメですね。
レッツ!水中ウォーキング!
人工膝関節の手術後、プールに入るのは創部の状態が落ち着いている術後1か月以降にしましょう。
「お好み焼きと白飯は一緒に食べませんよ」
粉ものを食べるとすぐに体重を増やすことができる整形外科医の塗山正宏でした。
【執筆】塗山正宏 医師
世田谷人工関節・脊椎クリニック
日本整形外科学会認定整形外科専門医
コメント