おはようございます!
今日も元気にブログ記事を書いていく塗山です。
もう一体どんくらい書いたのかわからないくらい書いている気がする笑。
今回のテーマは、
人工膝関節置換術と骨粗鬆症についてです。

定期的に骨粗鬆症については語らないと。

骨粗鬆症、私も気になるわ…
人工膝関節置換術と骨粗鬆症:高齢者の安全な治療を目指して
元気ですかー!整形外科医の塗山です!
人工膝関節置換術(TKA:Total knee arthroplasty)は、変形性膝関節症や関節リウマチなどにより、膝の痛みや機能障害を抱える患者に行われる治療法です。
この手術により、多くの患者さんが歩行能力を取り戻し、生活の質(QOL)を向上させています。
一方で、骨粗鬆症を合併している場合、手術の計画や術後の経過に特別な注意が必要です。
骨粗鬆症は、高齢者や閉経後の女性に多く見られる骨の疾患で、骨折や手術後の合併症のリスクを高める要因となります。
この記事では、人工膝関節置換術と骨粗鬆症の関係性、治療の課題、術後のリハビリや管理方法について塗山が笑顔で詳しく解説します。
骨粗鬆症の概要:人工膝関節置換術に与える影響とは?
骨粗鬆症とは、骨密度が低下し、骨が脆くなって骨折しやすくなる疾患です。日本では約1,200万人が骨粗鬆症と推定されており、その多くが50歳以上の女性です。この疾患はしばしば無症状で進行しますが、骨折が発生すると大きな生活障害を引き起こす可能性があります。
骨粗鬆症を合併している患者さんが人工膝関節置換術を受ける場合、以下のようなリスクが伴います。
- 術中の骨折リスク
骨密度が低いことで、インプラント挿入中や骨切り中に骨折するリスクが高まります。 - インプラント固定の不安定性
骨粗鬆症では骨が十分に硬くないため、インプラントが安定しづらいことがあります。 - 術後の骨折
術後の転倒や日常生活での負担が原因で、人工関節周囲の骨折が発生する可能性があります。 - 回復の遅延
骨粗鬆症の患者は骨再生能力が低下しているため、術後のリハビリや機能回復に時間がかかることがあります。
人工膝関節置換術と骨粗鬆症の治療計画
骨粗鬆症を合併している場合でも、適切な評価と治療計画を立てることで、人工膝関節置換術は安全に実施可能です。以下は、治療計画における主なポイントです。
術前の準備
- 骨密度の測定
DXA(デュアルエネルギーX線吸収測定)を用いて骨密度を測定し、骨粗鬆症の有無と重症度を評価します。 - 骨粗鬆症治療の開始
骨形成促進薬や骨吸収抑制薬を術前から投与することで、骨密度の改善を図ります。
術中の工夫
- 骨補強材の使用
骨が脆い場合、インプラントの安定性を高めるためにセメント固定や骨補強材を使用します。 - インプラント選択の最適化
骨粗鬆症患者に適した人工関節を選び、骨との適合性を高めます。 - 慎重な手術操作
骨折リスクを避けるため、手術操作を丁寧に行い、特に骨切り部分の負荷を軽減します。
術後の管理
- 骨密度の維持
骨粗鬆症治療を継続するのが重要です。 - 転倒予防
転倒は術後の骨折リスクを高めるため、歩行補助具の使用や環境整備を徹底します。 - リハビリ計画の工夫
リハビリは負荷を抑えつつ、筋力強化やバランス訓練を段階的に進めます。水中運動やストレッチ、筋力トレーニングを導入します。 - 定期フォローアップ
術後の骨密度やインプラントの安定性を確認するため、定期的な検査を行います。
骨粗鬆症を合併している場合でも人工膝関節置換術を受けるメリット
骨粗鬆症があるからといって、人工膝関節置換術を悩む必要はありません。
この手術は適切な治療計画のもとで行えば、多くのメリットをもたらします。
- 膝の痛みからの解放
膝の痛みの軽減により、日常生活が楽になります。 - 歩行能力の改善
膝の機能が回復し、外出や趣味の活動が可能になります。 - 骨粗鬆症の進行予防
術後のリハビリを通じてや骨粗鬆症の治療継続によって骨密度を改善し、骨粗鬆症の進行を防ぐことができます。 - 転倒リスクの軽減
安定した歩行が可能になることで、転倒のリスクが減少します。
まとめ
人工膝関節置換術は、骨粗鬆症を合併している場合でも適切な準備と管理のもとで安全に実施できます。
術前の骨密度評価、術中の慎重な操作、術後のリハビリと骨粗鬆症治療を組み合わせることで、手術の成功率を高め、患者さんの生活の質を向上させることが可能です。
膝の痛みや変形でお悩みの方、また骨粗鬆症と診断された方は、専門医に相談し、自分に最適な治療計画を立てましょう。
骨粗鬆症は長期に治療を継続していくのがとても重要。
骨折してしまうと生活レベルがかなり下がってしまう可能性がありますからね…。
こことても大事ですよ。
要チェックです。
では、また来週!
人工膝関節置換術を受ける際には、骨粗鬆症の状態も確認しておきましょう!

「こんなにかき氷食べたら、キーン!となるよ!」
夏になるとおしゃれかき氷を食べたくなるけど、結局あまり食べないで終わる整形外科医の塗山でした!
【執筆】塗山正宏 医師
世田谷人工関節・脊椎クリニック
日本整形外科学会認定整形外科専門医
コメント