膝関節65 人工膝関節置換術とAPS治療

APS治療 膝関節

おはようございます!
まだまだ自分の膝関節の軟骨を大事にしていきたい塗山正宏です。




今回のテーマは、

人工膝関節置換術とAPS治療についてです。

 





私は人工関節の手術をメインに行っていますが、手術以外の治療の選択肢として、再生医療のひとつであるAPS療法の注射を行っています。

APS注射は再生医療とよく言われていますが、実際には自分自身の細胞治療(Cell therapy)と呼ぶのが正しいと言われています。

 

このAPS療法は痛みを取るための治療ですが、ひとつ注意点があります。

それは注射後に副作用として、一時的に患部に強い痛みが出る可能性がある事です。

このAPSには白血球が豊富に含まれているために、関節内に注入されると、一時的に強い痛みが出ることがあります。

この一時的な痛みの出現率は約6割くらいというデータがあります。

この注射後の一時的な痛みはおおよそ2~3日くらいで落ち着きますが、長い場合には1週間くらい続くこともあります。

とりあえず、もし注射後に強い痛みが出るようであれば

・患部を安静にする

・患部を冷やす

・湿布を貼る

・どうしても我慢できなければ痛み止めを飲む

などで経過をみてください。

これをやれば治るという解決法はないので、正直耐えるしかありません・・・。

その後に徐々に痛みが改善していくのを、期待しながら耐えましょう。

そして、3か月後に痛みが楽になっていることを願いましょう!

 

APSの効果が出るのを期待しながら待ちましょう!

「テンプラー!」

天ぷらはエビ派の整形外科医の塗山正宏でした。



【執筆】塗山正宏 医師
世田谷人工関節・脊椎クリニック
日本整形外科学会認定整形外科専門医

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