格言 Season202

格言 格言

整形外科医・塗山正宏の格言集

こんにちは。整形外科医の塗山正宏です。

整形外科の診療では、
「骨」「関節」「筋肉」を治療します。

しかし、本当に向き合っているのは、
その先にある “患者さんの人生” です。

診療の中で私が大切にしている言葉を、
今回は「格言集」という形でまとめました。


1.「手術は人生を良くするためにある。画像をきれいにするためではない。」

レントゲン、CTやMRIは大切です。
しかし、画像だけが良くなっても、人生が前に進まなければ意味がありません。

  • また歩ける
  • また外に出られる
  • また笑える

その変化こそが、医療の本当の価値だと思っています。


2.「治療は点、回復は線、人生は面。私は線を支える役目です。」

手術は短時間で終わります。

でも回復は、その後の毎日の積み重ねです。

そして、その積み重ねが人生全体を変えていきます。

医師の役割は、その“線”が途切れないように支えることだと考えています。


3.「関節は治療できる。自信は、患者さんと一緒に育てるものです。」

術後、多くの患者さんが不安を抱えます。

  • 動いて大丈夫だろうか
  • また痛くならないだろうか

その不安を少しずつ減らし、「またできるかもしれない」と思えるようになること。

それが本当の回復です。


4.「最短距離より、安全に続けられる道を選ぶ。それが本当の回復です。」

回復を急ぎすぎると、
逆に長引くことがあります。

大切なのは、

  • 無理をしない
  • 続ける
  • 自分のペースを守る

ことです。

回復は短距離走ではなく、長距離走です。


5.「患者さんが“また明日も頑張ろう”と思えたら、その医療は成功です。」

医療は、単に痛みを減らすだけではありません。

  • 明日も歩こう
  • また外に出よう
  • もう少し続けてみよう

そう思える“前向きな気持ち”を支えること。

それが、医療の力だと思っています。


6.「良い結果とは、手術が話題にならなくなる日常です。」

本当に回復すると、
患者さんは手術のことを忘れていきます。

自然に歩き、
自然に生活し、
自然に笑っている。

それが、私にとって最高の結果です。


7.「リハビリのゴールは筋力ではなく、“また出かけたくなる気持ち”。」

筋力や可動域は大切です。

でも本当に大切なのは、

  • また外に出たい
  • また人に会いたい
  • また人生を楽しみたい

そう思えることです。


8.「年齢を理由にしない医療こそ、患者さんの可能性を広げます。」

年齢は数字です。

大切なのは、

  • どんな生活を送りたいか
  • 何を取り戻したいか

という“思い”です。

医療は、その可能性を閉じるためではなく、
広げるためにあるべきだと思っています。


9.「比べるべきは他人ではなく、昨日の自分です。」

回復には個人差があります。

だからこそ、

  • 昨日より少し歩けた
  • 少し不安が減った
  • 少し前向きになれた

その変化を大切にしてほしいと思います。


10.「歩ける距離が伸びると、行ける人生も広がります。」

歩くことは、移動ではありません。

  • 人に会う
  • 景色を見る
  • 新しい場所へ行く

人生そのものを広げる力があります。

だから私は、
歩けること”をとても大切にしています。


🌈 最後に

人工関節の手術は、関節だけを治す医療ではありません。

塗山先生
塗山先生

人工関節の手術は、また自分らしく生きるための医療です。

そう私は考えています。

これからも患者さん一人ひとりの人生に寄り添いながら、「また前に進める日常」を一緒に作っていきたいと思います。





【執筆】塗山正宏 医師
世田谷人工関節・脊椎クリニック
日本整形外科学会認定整形外科専門医

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