整形外科医・塗山正宏の格言集
- ― 人生を前に進めるための整形外科医療 ―
- 1.「手術は人生を良くするためにある。画像をきれいにするためではない。」
- 2.「治療は点、回復は線、人生は面。私は線を支える役目です。」
- 3.「関節は治療できる。自信は、患者さんと一緒に育てるものです。」
- 4.「最短距離より、安全に続けられる道を選ぶ。それが本当の回復です。」
- 5.「患者さんが“また明日も頑張ろう”と思えたら、その医療は成功です。」
- 6.「良い結果とは、手術が話題にならなくなる日常です。」
- 7.「リハビリのゴールは筋力ではなく、“また出かけたくなる気持ち”。」
- 8.「年齢を理由にしない医療こそ、患者さんの可能性を広げます。」
- 9.「比べるべきは他人ではなく、昨日の自分です。」
- 10.「歩ける距離が伸びると、行ける人生も広がります。」
- 🌈 最後に
― 人生を前に進めるための整形外科医療 ―
こんにちは。整形外科医の塗山正宏です。
整形外科の診療では、
「骨」「関節」「筋肉」を治療します。
しかし、本当に向き合っているのは、
その先にある “患者さんの人生” です。
診療の中で私が大切にしている言葉を、
今回は「格言集」という形でまとめました。
1.「手術は人生を良くするためにある。画像をきれいにするためではない。」
レントゲン、CTやMRIは大切です。
しかし、画像だけが良くなっても、人生が前に進まなければ意味がありません。
- また歩ける
- また外に出られる
- また笑える
その変化こそが、医療の本当の価値だと思っています。
2.「治療は点、回復は線、人生は面。私は線を支える役目です。」
手術は短時間で終わります。
でも回復は、その後の毎日の積み重ねです。
そして、その積み重ねが人生全体を変えていきます。
医師の役割は、その“線”が途切れないように支えることだと考えています。
3.「関節は治療できる。自信は、患者さんと一緒に育てるものです。」
術後、多くの患者さんが不安を抱えます。
- 動いて大丈夫だろうか
- また痛くならないだろうか
その不安を少しずつ減らし、「またできるかもしれない」と思えるようになること。
それが本当の回復です。
4.「最短距離より、安全に続けられる道を選ぶ。それが本当の回復です。」
回復を急ぎすぎると、
逆に長引くことがあります。
大切なのは、
- 無理をしない
- 続ける
- 自分のペースを守る
ことです。
回復は短距離走ではなく、長距離走です。
5.「患者さんが“また明日も頑張ろう”と思えたら、その医療は成功です。」
医療は、単に痛みを減らすだけではありません。
- 明日も歩こう
- また外に出よう
- もう少し続けてみよう
そう思える“前向きな気持ち”を支えること。
それが、医療の力だと思っています。
6.「良い結果とは、手術が話題にならなくなる日常です。」
本当に回復すると、
患者さんは手術のことを忘れていきます。
自然に歩き、
自然に生活し、
自然に笑っている。
それが、私にとって最高の結果です。
7.「リハビリのゴールは筋力ではなく、“また出かけたくなる気持ち”。」
筋力や可動域は大切です。
でも本当に大切なのは、
- また外に出たい
- また人に会いたい
- また人生を楽しみたい
そう思えることです。
8.「年齢を理由にしない医療こそ、患者さんの可能性を広げます。」
年齢は数字です。
大切なのは、
- どんな生活を送りたいか
- 何を取り戻したいか
という“思い”です。
医療は、その可能性を閉じるためではなく、
広げるためにあるべきだと思っています。
9.「比べるべきは他人ではなく、昨日の自分です。」
回復には個人差があります。
だからこそ、
- 昨日より少し歩けた
- 少し不安が減った
- 少し前向きになれた
その変化を大切にしてほしいと思います。
10.「歩ける距離が伸びると、行ける人生も広がります。」
歩くことは、移動ではありません。
- 人に会う
- 景色を見る
- 新しい場所へ行く
人生そのものを広げる力があります。
だから私は、
“歩けること”をとても大切にしています。
🌈 最後に
人工関節の手術は、関節だけを治す医療ではありません。

人工関節の手術は、また自分らしく生きるための医療です。
そう私は考えています。
これからも患者さん一人ひとりの人生に寄り添いながら、「また前に進める日常」を一緒に作っていきたいと思います。
【執筆】塗山正宏 医師
世田谷人工関節・脊椎クリニック
日本整形外科学会認定整形外科専門医


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