格言 Season201

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― 整形外科医・塗山正宏が考える“本当に良い医療”とは ―

こんにちは。整形外科医の塗山正宏です!

整形外科では、

  • 痛みを減らす
  • 歩けるようにする
  • 関節を治療する

ことが大切です。

しかし、診療を続けていると、それ以上に重要なものがあると感じます。

それは、

「患者さんの気持ちが前を向いているかどうか」

です。

私はいつも、こう考えています。

塗山先生
塗山先生

患者さんが“また明日も頑張ろう”と思えたら、その医療は成功です。




1. 医療は、数字だけでは測れない

もちろん医療には、

  • レントゲン
  • MRI
  • 血液検査
  • 関節の可動域
  • 筋力

といった客観的な評価が必要です。

しかし実際の診療では、数字では測れない“回復”があります。

たとえば、

  • 少し表情が明るくなった
  • 「散歩してみました」と話してくれた
  • 次の目標を口にしてくれた

こうした変化は、医学データには現れません。

でも私は、そこに医療の本当の価値があると思っています。


2. 「頑張ろう」と思えることが回復の始まり

人工股関節や人工膝関節の術後の回復には、必ず波があります。

  • 思ったより痛い
  • なかなか歩けない
  • 回復が遅い気がする

そんな不安を感じる日もあります。

しかし、その中で患者さんが、

「もう少しやってみよう」
「明日もリハビリを頑張ろう」

そう思えたなら、回復の線は止まっていません。

むしろ、そこから本当の回復が始まります。


3. 医師の役割は“希望を消さないこと”

医師は、

  • 診断をする
  • 手術をする
  • 治療方針を決める

ことができます。

でも実際に毎日を生きるのは、患者さん自身です。

だから私は、患者さんの中にある

  • 「また歩きたい」
  • 「外に出たい」
  • 「元の生活に戻りたい」

という気持ちを、できるだけ消さないようにしたいと思っています。


4. 小さな前進を、一緒に喜ぶ

回復は劇的に起こるわけではありません。

  • 昨日より少し楽
  • 少し長く歩けた
  • 少し不安が減った

その積み重ねです。

だから私は、

それは大きな前進ですね

という言葉を、できるだけ大切にしています。

患者さん自身が気づいていない変化を、一緒に見つけたいからです。


5. 「また明日も」が人生を変える

人生は、一日で変わりません。

でも、

  • また明日も歩いてみよう
  • また明日も続けてみよう
  • また明日も外に出てみよう

その積み重ねは、やがて大きな変化になります。

医療の役割は、その“続ける力”を支えることなのだと思います。


6. まとめ

塗山先生
塗山先生

患者さんが“また明日も頑張ろう”と思えたら、その医療は成功です。

医療は、痛みを治すだけのものではありません。

  • 前を向く力
  • 続ける勇気
  • 明日への希望

それを取り戻すお手伝いをすること。

それが、私が目指している整形外科医療です。




【執筆】塗山正宏 医師
世田谷人工関節・脊椎クリニック
日本整形外科学会認定整形外科専門医

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