おはようございます!
ラジオを聴くことが殆どなくなってしまった塗山正宏です。
昔はFMヨコハマとニッポン放送のヘビーリスナーでしたね笑。
今回のテーマは、
人工股関節置換術と筋力トレーニングについてです。
変形性股関節症を発症すると、痛みのために歩行する時間や距離が徐々に短くなっていきます。
そうすると筋力が徐々に落ちていきます。
筋力が落ちればさらに歩行可能な距離や時間が短くなってしまいます。
そのため、なるべく下肢の筋力を落とさないようにすることが大事になります。
それを防ぐために重要なことがあります。
そうです。
筋力トレーニングです。
通称「筋トレ」です。
私の日課である「筋トレ」です。
手術を受ける前、受けた後も大事なのが筋トレです。
股関節の変形が無くても大事なのが筋トレです(笑顔)。
手術では股関節の変形は治せますが、筋力を治すことは出来ません。
患者さんのなかには、手術をすると全てが治ると思っている方がいますが違います。
ええ、違いますよ。
手術で治るのは関節の変形だけです。
周りの筋肉の状態は治りませんから。
だから、歩容や関節機能を回復させるには、股関節周囲の筋肉を鍛える必要があるのです。
そうです。
筋トレです(しつこい)。
そんな筋トレですが、患者さんは医師から
「筋トレがんばりましょうね!」
って言われることが多いと思います。
糖尿病の患者さんの場合には、内科の医師から
「食事制限してダイエットがんばりましょうね!」
って言われたりすることがあると思います。
でも、そんな指導する内科の医師が太っていたらどうでしょうか?
説得力ありますかね?
ないですよね?(涙)
例えば筋トレを教わるのに、筋トレの先生がヒョロヒョロだったらどうしますか?
説得力ありますかね?
ないですよね?(涙)
私は患者さんに筋トレを頑張ってもらうためにも、自分自身が筋トレをやるようにしています。
そうでないと、説得力が出ませんからね。
説得力がある言葉を使いたいですから。
では、最後に皆さんにもう一度質問です。
関節の機能を回復させるのに必要なのは何ですか〜?
せ〜〜〜の!
「筋トレ〜〜!!」(とてもしつこい)
はい、よく出来ました!(笑顔)
パチパチパチパチ!
みんなで筋トレしましょうよ笑
「体幹を鍛える有効な運動、それはデッドリフト!」
懸垂は10回以上出来る整形外科医の塗山正宏でした。
【執筆】塗山正宏 医師
世田谷人工関節・脊椎クリニック
日本整形外科学会認定整形外科専門医
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